...看病人長の所へ告口をしに出掛けるのである...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...お母さんに告口(つげぐち)して...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...丈五郎は吉ちゃんの告口で私達の行方を察し...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...誰しも告口屋の怖いのは知れたことだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...君が言われるように告口が好きでやったわけでもなく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...あたいは人の悪口を告口するわけではありませんけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたしが京都へ告口(つげぐち)をしたという事が始終(しじゅう)あるんでしょう」「そんな事はどうでもいいよ」「いいえ...
夏目漱石 「明暗」
...島津久光(しまづひさみつ)公に告口(つげぐち)した...
新渡戸稲造 「自警録」
...四人目の妾の告口で...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...」告口(つげぐち)をしたのはラヴィニアだと...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...なにかと告口(つげぐち)をするのに...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...第一湯呑みで呑むは毒でござりましよと告口(つげぐち)するに...
樋口一葉 「にごりえ」
...誰それがそんなことを云つてゐたとかと告口などされると...
牧野信一 「自烈亭」
...門倉平馬の告口(つげぐち)で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」などと近所の者にも告口(つげぐち)するようになった...
水上滝太郎 「果樹」
...お代の言告口(いつけぐち)を聞きてよほど心の激昂しけん...
村井弦斎 「食道楽」
...己は仲間の告口をするやうな人間ではない...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...この事を轟の親方に告口(つげぐち)しやがったらタラバ蟹(がに)の中へタタキ込むぞ」と怒鳴っているのには腰を抜かしたよ...
夢野久作 「爆弾太平記」
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