...町ながら暁を告る鶏の声がそちこちに聞える...
伊藤左千夫 「浜菊」
...當岐麻路(たぎまぢ)を告る...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一族のうちに安積姓を名告る者があるからその方に由緒があろうかと考え...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...絶間なくわれにぞ告る...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...困苦告る無し」云々...
蜷川新 「天皇」
...新婦は素女でないと告ると...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...そこで吾輩のこの世に於ける用事もハイチャイを告る事になるのだ……と云ったら又...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その自ら名告るところに依れば...
渡辺温 「ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった」
便利!手書き漢字入力検索