...朋友の家に送呈するを例とすという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ために今日の戦争は昔時に比して一層悲惨の状況を呈することとなった...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...無代進呈するつもりであります...
太宰治 「春の盗賊」
...第一哲学についての省察書簡聖なるパリ神学部のいとも明識にしていとも高名なる学部長並びに博士諸賢にレナトゥス デス カルテス私をしてこの書物を諸賢に呈するに至らしめました理由は極めて正当なものでありますし...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それからこれは少し変なものではあるが猫(ねこ)の毛並みにも時として週期性の縞状の疎密を呈することがある...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...あえて苦言を呈する」と...
戸坂潤 「読書法」
...学術上の真理を構成的に統制出来たような外観を呈することも不可能ではないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...なにか心にかかる趣きを呈するのでした...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...二人の交游がどんな有様を呈するであらうか...
中原中也 「心理的と個性的」
...モンテ・カルロ海浜倶楽部(ビーチ・クラブ)がその婦人に祝品を贈呈したとか贈呈するところだとか...
久生十蘭 「黒い手帳」
...亜米利加の裁判に特有の劇的場面を呈する...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...真紫に輝く見るも鮮やかな幻色を呈するのだ...
牧野信一 「冬日抄」
...農業主義によって供給は絶えず十分にあるという外観を呈するところから生ずる誤りや...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...官府に呈する文書には届出の月日を記したためであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...津軽玄意の名を以て歎願書を呈することにした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...出陣の餞別(はなむけ)を呈するため...
吉川英治 「三国志」
...こういう甘言を呈する者もある...
吉川英治 「三国志」
...ありのままのおのれを卒直に露呈するという道は...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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