...あたたかみを帯びた褐色を呈するのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...懸賞金一万円を贈呈する!」右は某新聞の記事であるが...
海野十三 「奇賊は支払う」
...音楽がさらに一転して狂気の様相を呈するや...
江戸川乱歩 「影男」
...島地の商業に便利を呈するはたいていの場合において大陸諸国よりはるかに大なるものとす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...各将官の執事に呈す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鍵箱の上書和解この封印する箱には和蘭(オランダ)国王より 日本国君(征夷大将軍を指し奉(たてまつ)るなり)に呈する書簡の鍵を納む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...我国の船毎年長崎に到って呈する風説にて既に知り給うべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そして事物の変化が反対物へ行くという現象を呈するのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ややもすれば蓄積作用を起して中毒症状を呈することは...
豊島与志雄 「反抗」
...モンテ・カルロ海浜倶楽部(ビーチ・クラブ)がその婦人に祝品を贈呈したとか贈呈するところだとか...
久生十蘭 「黒い手帳」
...賭場はいよいよ活気を呈する模様...
久生十蘭 「魔都」
...何でも品物を呈するに限ると...
二葉亭四迷 「平凡」
...故にその時悲歎の相貌を呈すというように説きあったは幾分の理あり...
南方熊楠 「十二支考」
...蓮華が陰唇裏に花心を見する状を呈すれば...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...苦楽座をやるならば全力をあげてこそやれと苦言を呈するのも...
三好十郎 「俳優への手紙」
...ときに甚(はなは)だ濃艶(のうえん)を呈するようになった...
山本周五郎 「百足ちがい」
...すでに首を呈するところだったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...忘れ物して恵日寺の月見たりの句を同君に呈す...
吉川英治 「随筆 新平家」
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