...彼の眼の前に呈露された...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...マニラは以前と同じような外見を呈している...
石川欣一 「比島投降記」
...如何に多くの無益有害なる設備と組織とが大偉観を呈して存在するかが...
石川三四郎 「土民生活」
...而(しか)して其の古驛なるものゝいかに荒凉寂寞(せきばく)たる光景を呈したるかに傷心せざるものは稀(まれ)ならん...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...不均合な弱々しさを呈するに過ぎない...
中島敦 「環礁」
...全く異なった観を呈する...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...運ちゃんに千円呈上...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「みんな進呈しても好いんだよ...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...それはほんたうにエミさんのために写して進呈するといつてゐるぢやないか...
牧野信一 「街角」
...あまり冴えない柑黄色を呈してすこぶる下品に感ずる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...萼が花冠様を呈し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...余は今此書を匿名でもつて君に呈上するが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...恭次芳韻奉呈...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...第一は初代池田瑞仙が寛政十二年庚申四月に幕府に呈した系図である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この人がギリシア語からフランス語に訳したヘルメス・トリスメギストス『ポイマンドレス(牧者)』Le Pimandre de Mercure Trismegisteという本の一五七九年版はマルグリットに献呈され...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...観を呈するに至ったものかと見られる...
柳田國男 「垣内の話」
...市中に露呈(ろてい)しているもの以上である...
吉川英治 「大岡越前」
...降参の書を奉呈した...
吉川英治 「三国志」
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