...東南岸に於て最も慘怛たる状況を呈せるは瀬戸...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...多少の金を僧侶に進呈するを例とす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...此一通を釧路支庁長に呈し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...欧米の市街に劣らない美観を呈するに至るは想像するに難からざることである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...かへつて或る詭辯の觀を呈してゐる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...公大同じく拝呈す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ややもすれば蓄積作用を起して中毒症状を呈することは...
豊島与志雄 「反抗」
...実にこの巨大な都市のみがかかる光景を呈し得るのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...君はあまり鼠を捕(と)るのが名人で鼠ばかり食うものだからそんなに肥って色つやが善いのだろう」黒の御機嫌をとるためのこの質問は不思議にも反対の結果を呈出(ていしゅつ)した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...最大級の讃辞(さんじ)を呈した...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この教を奉ずる国民の公議輿論に適すべき部分にかぎりて働を呈し...
福沢諭吉 「徳育如何」
...その上に新書生が入門するとき先生家(か)に束脩(そくしゅう)を納めて同時に塾長へも金(きん)貳朱(にしゅ)を朱を」]呈(てい)すと規則があるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...色紙を書いて贈呈したり...
牧野信一 「バラルダ物語」
...葉は跨状式を成して出で剣状広線形で尖り鮮緑色を呈して平滑である...
牧野富太郎 「植物記」
...葉は葉柄を具(そな)えてその年に出た枝上に互生し円く広くて下部は心臓形を呈し浅く分裂して鋸歯がある...
牧野富太郎 「植物記」
...忙しくて不機嫌になるという珍しい現象を呈しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妻君は下女に命じて茶を一杯客に呈せしめ「お就寝(やすみ)になるのは一向構いませんが大層お魘されでしたからお苦しかろうと思ってお起(おこ)し申したのです...
村井弦斎 「食道楽」
...それはすっかり自己の全部を露呈してしまうからともいえよう...
吉川英治 「三国志」
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