...また主人も作るという風で周囲の他の人々は呆れ顔をしていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...金十郎が呆れ顔でつぶやいた...
久生十蘭 「奥の海」
...すこし呆れ顔でいった...
火野葦平 「花と龍」
...いささか呆れ顔で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...偉いことをしでかして来おったな」と、呆れ顔に、呻(うめ)いてばかりいたが、元来、幼少から兄弟中でいちばん可愛がっている曹操のことなので、「どうかしてくれって、どうすればよいのじゃ」と、叱言(こごと)も出なかった...
吉川英治 「三国志」
...ただ呆れ顔していた...
吉川英治 「三国志」
...孔明もちょっと呆れ顔をして――「魏呉両国間に...
吉川英治 「三国志」
...またしても――と呆れ顔に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんな所へ上がって」「屋根を繕(つくろ)っております」「屋根を?」と、呆れ顔に、「こんな暑い日盛りに、ご苦労なやつだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...帰り際まで、親の又右衛門は、あの呆れ顔と、苦虫をかみつぶしたままで、(では、木下殿へ嫁(とつ)げ)とは、許さなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして信長の姿を、信長と知ると皆、「あれが今、軍(いくさ)しに行くお人か」と、呆れ顔した...
吉川英治 「新書太閤記」
...呆れ顔から吐息をもらしていると...
吉川英治 「新書太閤記」
...同じ頭脳(あたま)をもちながら、どこからそんな鬼謀(きぼう)と鋭い神算がひらめくものかと、自分の頭脳(あたま)とくらべて、呆れ顔であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふたつの呆れ顔を前において...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「胆太い無心をいうやつ」呆れ顔が...
吉川英治 「源頼朝」
...わざと呆れ顔をつくって見せる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...早速、お取次を願いとうござるが」太郎左衛門は、奥へはいって行ったが、すぐ戻って来て、「武蔵様は、まだお部屋で、お寝みになっておりますが……」「えっ?」思わず、呆れ顔して、「起して下さい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...呆れ顔を見あわせた...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??