...或声 ではお前は阿呆かも知れない...
芥川龍之介 「闇中問答」
...呆れてあの野郎を見つめやがつた...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...全(まった)く呆(あき)れて了(しま)いました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...返して下さいね」陽子は呆気に取られていたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...このあつさりしすぎる訪問客には呆れた樣子で...
太宰治 「お伽草紙」
...僕のお行儀の悪さに呆(あき)れてすぐさま放逐するでしょう...
太宰治 「斜陽」
...呆然(ぼうぜん)としてみつめているのも気づかぬらしく...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...偉いもんですな」「阿呆(あほ)らしい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...――酒乱、醜態、あゝあゝ、……恥を知れ、恥を、……死んでしまひたい、……馬鹿、阿呆...
種田山頭火 「其中日記」
...みどりが呆(あき)れている間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...これも驚き呆れるお糸に暇(いとま)を告げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何を小台の寝呆(ねぼ)け野郎――という騒ぎで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...呆(あき)れた野郎だ」平次と八五郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の寢呆けた耳にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...己は呆れて詞もなく友達の顔を見詰めてゐた...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...あいつは屹度空呆けてゐるのかも知れないから...
牧野信一 「奇友往来」
...其の猛烈(もうれつ)な勢に呆(あき)れて...
三島霜川 「平民の娘」
...だれも皆呆然(ぼうぜん)としておりますとだけ申し上げてくださいませ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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