...即ち吾人は、この性的欲望を動物と共有しておるので、支那人はこれを称して食色は性なりと断言している...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...その日になると吾れ勝ちに会場に押しかけて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...5.吾々は今生死を賭しての戰ひをやつてゐるのだ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...吾人は浮薄なる歐洲論を排するが如く...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...佐藤吾一氏の豆腐を語るは面白い...
種田山頭火 「其中日記」
...三吾々はブルジョア社会学――乃至心理学――で云う所謂「社会心理学」の問題へ移る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之を吾々は一応学問から区別して...
戸坂潤 「科学方法論」
...吾々はどのような分類原理によっても...
戸坂潤 「科学方法論」
...ただカントは吾々の空間的な知覚が個々的に如何に決定されてあるかを問題としなかったまでであり吾々はただ之を補えば足りるのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...吾々は本質的に種々なる空間が可能であることを許さなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...手紙が大変散らばって――みんな要(い)らないのかい」欽吾は床(ゆか)の上を眺(なが)めた...
夏目漱石 「虞美人草」
...天賦の力を啓発せしめるのが即ち吾々教育家の任務である...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...吾が家の庭の中かもしくは直(す)ぐその居周りかに野生せる普通の草でなければならない...
牧野富太郎 「植物記」
...前に吾妻橋で男が長兵衛に自分は身寄りのない上に御主人が「あまり私を贔屓になすって下さいますもんですから...
正岡容 「我が圓朝研究」
...「矢島先生奎吾(けいご)」と書した尺牘(せきどく)数通(すつう)が遺(のこ)っている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...吾々は皆雑鬧(ざっとう)の中へと入った...
柳宗悦 「全羅紀行」
...吾々子供連は、よくその真似をしていたものであるが、その中でも一番上手なのは故大野徳太郎君であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...美しい話柄……翁の遺徳のために吾々の微力が圧倒された事蹟として大方の憫笑に価すれば幸である...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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