...地は吾等自身であることを忘れてはならぬ...
石川三四郎 「土民生活」
...この堂、よしや朽つとも、宗吾の氣魄は、萬古乾坤の間に磅すべき也...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...「吾ながら善い事を思ひついたもんだて...
薄田泣菫 「茶話」
...吾人(ごじん)は今この光明中よりして松陰を見る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...吾は何気なく主人を先にしたるが...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...吾々の問題探求の深化でなければならないのだが...
戸坂潤 「読書法」
...素足(すあし)の指先(ゆびさき)に突掛(つゝか)けた吾妻下駄(あづまげた)を内輪(うちわ)に軽く踏みながら歩いて行(ゆ)く...
永井荷風 「すみだ川」
...しかしその田園の闇にとけこんでいた吾々の祖先の歌は...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...因襲の結果歴史的の研究はこの方法を吾人に教えないのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...然リト雖ドモ吾ガ平生ノ生計亦汝ニ頼テ立テリ...
成島柳北 「祭舌文」
...すなはち感性――吾々の用語をもつてすれば...
波多野精一 「時と永遠」
...希望も何もない浮華な享楽派に変つてしまふのが吾ながら浅間しかつた...
牧野信一 「熱い風」
...こせついたりしてゐる光景を吾ながら傍見して僕はお気の毒見度いになるのであつた...
牧野信一 「自烈亭」
...吾家の門をくゞる十間前から「貧(ヒン)・福(フク)...
牧野信一 「毒気」
...故に吾々も苦行をやらなければ悟りを開くことが出來ぬ...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...そこで世界の大勢に通じた吾輩は科学なるものに非常な興味を感じたね...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...ダッ――と相良金吾...
吉川英治 「江戸三国志」
...殆ど何らの得るところもない」「金吾が愚考いたしますには...
吉川英治 「江戸三国志」
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