...日本中の銅像などは皆毀(こわ)れて了えばいいというような否定的な考え方になって...
高村光太郎 「回想録」
...已に解析幾何学に於てすら数の権利は否定的なのであるからして一般に幾何学なるものの内容が数に還元され得ないことは明白である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...これに反して否定的な一面では...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そしてこの個と種との否定的な対立物が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...否定的な面を云い表わすもので...
戸坂潤 「辞典」
...答えは否定的ならざるを得ない...
豊島与志雄 「私の信条」
...何処までも多と一との相互否定的な絶対矛盾的自己同一の世界にして...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...ゲーテのイタリア旅行は彼に二つの否定的な結果...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...世界に於ける否定的なもの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...否定的な方面を有する未來を含まざるを得ないのである...
三木清 「歴史哲學」
...* Martin Heidegger, Sein und Zeit, Erste Hlfte 1927, S. 385.かくて運命とは一般的に云つて否定的なものであつた...
三木清 「歴史哲學」
...我々の規定した意味に於ける事實はそのうちに否定的なもの...
三木清 「歴史哲學」
...そこで兩者の關係を連續的統一的に見る有機體説的傾向のうちには事實としての歴史の寧ろ否定的な方面が表出されるといふことにならう...
三木清 「歴史哲學」
...事實としての歴史の含む否定的なものにもとづくことを論述した...
三木清 「歴史哲學」
...根源的に否定的なものの意味を擔ふからである...
三木清 「歴史哲學」
...現在より多く否定的な文学現象でしかあらわされていない文学の動きの中にさえ...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...否定的な...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...永い古い文化の言わば否定的な結晶として見いださざるを得ない...
和辻哲郎 「孔子」
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