...そこで尚温の叔父の浦添(うらそい)王子尚図が王の即位の翌年摂政(せっせい)となるや否や...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...出て來てさし向ひになるや否や...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...されど、知らず、花神は如何に思ふや、否や...
大町桂月 「春の郊外」
...この事実を得るための調査の報告これらの詳細を確かめるや否や私はファール博士にこれらの結果を知らせ...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...彼女が舞台に現われるや否や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忽然一変して歓喜と幸福とを意味する一幅の名画になつたのを知るや否や...
永井荷風 「来訪者」
...例えば幽霊は物なりや否や」という調子なんだからね...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...ただ床を離れるや否や魔から覚めたという感じがしたほど...
夏目漱石 「行人」
...で私どもは真の友として天父の意思を了解しているや否やを標準とせなければならぬ...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...妻(さい)リイケを辱めた奴だと気が附くや否や...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...大切なタマ網を腰巻の紐に挿すや否や...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...これを押し潰して滅ぼすや否や...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...軽い挨拶を交換するや否や船長に代つて号令し初めた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...わが船が着くや否や集まつて来た石炭船(ぶね)から幾百の黒奴(くろんぼ)が歯まで黒く成つて現(あら)はれ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...否やもござらぬゆえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...学校履きの草履袋を手にもつや否や...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...その瞬間ヌッと男の姿が中から出るや否や...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...いずれもキリスト教が権力と結びつくや否や間もなく起ったことであった...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索