...否むしろ先達(せんだつ)たる大都市が十年にして達しえた水準へ五年にして達しうるのが後進たる小都市の特権である...
芥川龍之介 「松江印象記」
...私はそこでは否むべからざる宿命の感じにおびえねばならぬ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...此の窮境を脱せんとの願望も亦余をして応用方面に転向せしめたる一の潜在動機たりしことを否む能はず...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...否むしろそれを看板にして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...否むしろ、それに気づこうとはしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は人と違って旅行するのが面倒、否むしろ嫌いで、機会は随分あったけれども力(つと)めてそれを避けた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...否むしろこの方が文学の領域内では必要なのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...また否むべからず...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...室生君と同じく君も亦生れた詩人の一人である事は誰も否むわけにはゆくまい...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...否むしろ同一現在同一自己の中に全く包括され...
波多野精一 「時と永遠」
...これは何人も否む能はざる事実である...
平林初之輔 「文学方法論」
...否むべくもなく流れていった...
正岡容 「寄席」
...その人となりの更に一層なつかしかりしを否む事能はざるべし...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...一切を自然に任じた古作品により深い美が宿ることをどうして否むことができよう...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうして知識的富者がかえって審美的貧者に陥ったことをどうして否むことができよう...
柳宗悦 「工藝の道」
...誰か否むことが出来よう...
柳宗悦 「雑器の美」
...否む理由はないので...
吉川英治 「三国志」
...否む理由はなにもなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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