...此方面から見れば各個人の價値は殆ど宿命として決定されてゐることは否むことが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私はそこでは否むべからざる宿命の感じにおびえねばならぬ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...無心――否むしろ無邪気――の体(てい)にて...
泉鏡花 「海城発電」
...またもとより天才的芸術家の特殊の官能を尊重することを否むものではないが...
津田左右吉 「偶言」
...すなわち人民のために設けたる社会にあらずして社会のために否むしろ領主およびその臣族たる武士のために設けられたる人民なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...優勝劣敗の大法則は昔時のごとく否むしろ昔日よりいっそう快活・周密に行なわるることを信ずといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...否むしろ瀕死(ひんし)のあえぎをしてるのが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...否むしろ言葉というよりも吠(ほ)え声に近いものが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自(おのずか)ら差異のあることを否むわけにいくまいと思う...
野村胡堂 「楽聖物語」
...否むしろ、芥川龍之介と谷崎潤一郎とは、僕が小説について鑑賞し得る、唯一の二人だけの作家であつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...それを否む能はざる論拠としてゆけばよいのだ……大抵の場合に...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...特に現実の上に立つ工藝の問題に対して深い示唆をもつことを否むことができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...作品の美を奪ったことを否むことができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...感覚的な美が一つの美であることを誰か否む者があろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...誰か否むことが出来よう...
柳宗悦 「雑器の美」
...素質をまで否む事は到底出来ぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...劉表は、まだ甚だ釈然としない気色であったが、良(かいりょう)の事理明白なことばに、否むよしもなく、「目通りはかなわん...
吉川英治 「三国志」
...なんで否む理由があろう...
吉川英治 「三国志」
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