例文・使い方一覧でみる「吟ずる」の意味

...春花に詠じ秋月に吟ずるがごとき... 春花に詠じ秋月に吟ずるがごときの読み方
井上円了「欧米各国　政教日記」

...如何に『薄々酒優二茶湯一』の古詩を吟ずるも... 如何に『薄々酒優二茶湯一』の古詩を吟ずるもの読み方
大町桂月「水戸觀梅」

...一たびこの十七字の吟ずるところに徹して考えるがいい... 一たびこの十七字の吟ずるところに徹して考えるがいいの読み方
高田保「烈婦」

...父がこれを吟ずる時の悲痛な声の調子を聞けば... 父がこれを吟ずる時の悲痛な声の調子を聞けばの読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...いつか又白詩を吟ずるようになっていたこと... いつか又白詩を吟ずるようになっていたことの読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...ひとつ歌って聞かそうか」「謹聴」詩を吟ずることを得意にする者が...
中里介山「大菩薩峠」

...これを吟ずる時に... これを吟ずる時にの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...詩を吟ずることを教育の上に応用して... 詩を吟ずることを教育の上に応用しての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...これを吟ずると陶酔するです... これを吟ずると陶酔するですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...勇ましき開墾の凱歌を唱えて、一同が飽くまで、この月に酔い、海に躍るの興は、世界に二つとない、ここまでの苦を慰めるに余りあるもので、全員がみな十二分に歓を尽し、歌うもの、踊るもの、吟ずるもの、語るもの、さまざまに発揮して、島一つ浮き上るような景気でした... 勇ましき開墾の凱歌を唱えて、一同が飽くまで、この月に酔い、海に躍るの興は、世界に二つとない、ここまでの苦を慰めるに余りあるもので、全員がみな十二分に歓を尽し、歌うもの、踊るもの、吟ずるもの、語るもの、さまざまに発揮して、島一つ浮き上るような景気でしたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...夜の笑は水の中で詩を吟ずるようなものである... 夜の笑は水の中で詩を吟ずるようなものであるの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...流行歌を吟ずると保証人が呼び出され... 流行歌を吟ずると保証人が呼び出されの読み方
牧野信一「貧しき日録」

...初めより十八九字又は三十二三字の覺悟にて之を吟ずるか若しくは虚心平氣にて敢（あへ）て三十一字十七字と豫定せずして之を吟じなば句調のあしき處もあらざるべし...
正岡子規「字餘りの和歌俳句」

...詩を吟ずるものがある... 詩を吟ずるものがあるの読み方
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

...それを吟ずるならその前にやるべきものがある... それを吟ずるならその前にやるべきものがあるの読み方
山本周五郎「新潮記」

...換言すれば深山幽谷に去って哀猿悲鳥を共として吟ずるか... 換言すれば深山幽谷に去って哀猿悲鳥を共として吟ずるかの読み方
夢野久作「謡曲黒白談」

...慷慨（こうがい）の歌を吟ずる声がしました... 慷慨の歌を吟ずる声がしましたの読み方
吉川英治「三国志」

...吟ずる人を見ると... 吟ずる人を見るとの読み方
吉川英治「梅里先生行状記」