...たかだか微吟をやめたばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ひとりで口吟(くちずさ)んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...詩を吟じて歩くようなものはないはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...その辺の吟味は追々するとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼が蒼い顏をして澤畔に行吟してゐると...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...今となつては物足りないが」神山守は呻吟(しんぎん)するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自然の詠吟を事としていた...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...同じく王問は金飾丹題綵作繩と吟じて居る...
原勝郎 「鞦韆考」
...その起源まで遡って調べて観念が生じる元である最初の印象を吟味することなしには...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...タトエ羅浮の夢は結ばんで見てもせめては多少の吟咏は得らるるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...駕籠舁(かごかき)の頻りに駕籠をすすむるを耳にもかけず「山路の菊野菊ともまた違ひけり」と吟じつつ行けばどつさりと山駕籠おろす野菊かな石原に痩せて倒るゝ野菊かななどおのずから口に浮みてはや二子山鼻先に近し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...「吟船尋柳更聴鶯...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三十四年には脩が吟月(ぎんげつ)と号した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...表には役部屋のほかに吟味所があり...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...酔った者の微吟というふうな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...すべてこの白洲の吟味上には...
吉川英治 「大岡越前」
...看板にいつわりなしの上々の吟醸(ぎんじょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...吟味所(ぎんみしょ)の床に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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