...楽しんで次第に向上するをいふのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...そこにとどまらないではるかにそれを突破して向上するものであるからむろん理想主義である...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...産業の進歩とともに向上するのではなく...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...ただに限り無く実生活を向上する能(あた)わざるのみならず...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...いよいよ人格的に向上することを希望します...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その質が向上すると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之によって精度は量的に向上するばかりでなく質的に転化を遂げる...
戸坂潤 「読書法」
...精度が向上するということは処で...
戸坂潤 「読書法」
...文化は向上するから...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...芸術が向上するとすれば...
中原中也 「山羊の言」
...かくしてつねに若い心持ちで向上する...
新渡戸稲造 「自警録」
...人間として向上する道もとざされていた...
蜷川新 「天皇」
...少くとも娯楽界が向上するだらうといふ観方は何うだらうか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...技術を向上するよう励まし合ってゆくプロレタリアらしいやりかたが...
宮本百合子 「明るい工場」
...婦人の地位が向上するということは...
宮本百合子 「悔なき青春を」
...そして人間の向上する欲望をひとりでにもっている家庭というものは多くはないものなのかもしれないわね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...島の生活は大変向上するに至った...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...どこまで向上するかわからぬ溌溂さを持っている...
夢野久作 「能とは何か」
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