...出来るだけゆっくり横向きになった...
芥川龍之介 「文章」
...そしてわざと裏を向けながら見向きもしないで...
有島武郎 「或る女」
...思わず、そのとき渠(かれ)は蹲(しゃが)んだ、そして煙草(たばこ)を喫(の)んだ形は、――ここに人待石の松蔭と同じである――が、姿も見ないで、横を向きながら、二服とは喫みも得ないで、慌(あわただ)しげにまた立つと、精々落着いて其方(そなた)に歩んだ...
泉鏡花 「瓜の涙」
...看護婦が前に向き...
泉鏡花 「婦系図」
...妻の熱心は「目くら」の一言に飛び立つようにからだを向き直し...
岩野泡鳴 「耽溺」
...私は彼と向き合ったクッションへ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...桑と美人が向きあって話していた...
田中貢太郎 「蓮香」
...上層と下層とで風向きが反対になる...
寺田寅彦 「海陸風と夕なぎ」
...ジャン・ヴァルジャンと向き合って馬車の中にいた間に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夕日に対する西向きの街からは大抵富士山のみならずその麓に連(つらな)る箱根(はこね)大山(おおやま)秩父(ちちぶ)の山脈までを望み得る...
永井荷風 「日和下駄」
...実用向きに使用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...おあつらへ向きにガスが止まつた...
林芙美子 「愛する人達」
...捜査主任と向きあう椅子にかけた...
久生十蘭 「肌色の月」
...小説家や詩人のやうな純文學者は概して演壇向きでないやうである...
正宗白鳥 「私も講演をした」
...かう云ふ向きの句は一つも出来たことがない...
森鴎外 「俳句と云ふもの」
...そちは軍事から政治向きまで...
吉川英治 「私本太平記」
...届けておいてもらいたいのだ」後ろ向きに働いていた店の亭主らしい男が...
吉川英治 「新書太閤記」
...こん夜は、馬と寝る」と、ふり向きもせず、いった...
吉川英治 「平の将門」
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