...運転台のターネフに向かい...
海野十三 「爆薬の花籠」
...爺さんも向かいあって腰かけた...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...もたれに彫刻のある古風なイスがデスクをはさんで向かいあっておいてあります...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...同じ食卓の向かい側に腰を掛けて何か食っていた中年の男が新たにパンを注文した...
寺田寅彦 「柿の種」
...両岸の崩壊箇所が向かい合っているのもやはり意味があるらしい...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...翌月さらに大山大将(おおやまたいしょう)山路(やまじ)中将と前後して遼東(りょうとう)に向かいぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...好める饌(ぜん)に向かいて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...アリョーシャの真向かいに坐ったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...怨恨(えんこん)が長く君主に向かい得ないとなると...
中島敦 「李陵」
...共に葉石の寓居に向かいしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...恐ろしい悪夢へ向かいつつあります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...舞台へ向かいながら言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...電信局員と警官達はオードリ地区の向かい側に立ちつくし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...唯一勘に障ったのが向かい側に座った男...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...源氏は鏡に向かいながら小声で夫人に言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...クッラベルイへ向かいました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...向かい側の紅い灯をつけたバアふうの一軒の扉を押しお辞儀しながら中に消えるのを見ていた...
山川方夫 「演技の果て」
...資本はその時には土地を去って他の職業に向かい...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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