...長火鉢(ながひばち)の向かい座にどっかとあぐらをかいた...
有島武郎 「或る女」
...夢にもうつつにも思いもかけなかった死と向かい合って...
有島武郎 「或る女」
...彼と差し向かいだった時とは反対に...
有島武郎 「親子」
...私と差し向かいになつたら全然もういけない...
伊丹万作 「わが妻の記」
...足らぬ分は着物を向かいの質屋へ二円で入れて早々に横浜をあとに大阪へ帰ってきた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...佐川先生ですね」春泥は須原に向かい合って腰をおろした...
江戸川乱歩 「影男」
...向かいあってすわっていました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...いつか上野駅の向かい側のある路地の自動車停留場で...
寺田寅彦 「柿の種」
...赤ん坊はその下垂した足のうらを内側に向かい合わせるようにする...
寺田寅彦 「備忘録」
...倒れし一人をたすけ起こせるかの濶大なる一人はこなたに向かい来たりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...弟子はイエズスに向かい...
永井隆 「この子を残して」
...もし彼にシューバルを向かい合わせたら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ジェシが向かいの姿見を指差した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...向かい側の家に興味がある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...こんな父親はいないでしょう、不運に耐え、立ち向かい、自活している人なんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そうして小向かいで膝を抱いて話してみよう...
正岡容 「小説 圓朝」
...向かい側の町役場の前で人声がして...
柳田国男 「雪国の春」
...梅蘭芳(メイランファン)にも向かい...
和辻哲郎 「享楽人」
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