...おつだね節(ぶし)と名題(なだい)をあげたほどである...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...八雲氏令孫の筆を染めたという書名題字もきわめて有効に本書の異彩を添えるものである...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...活動小屋の前を通りかかる時には看板の画と名題とには勉(つと)めて目を向けるように心がけている...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...レヴューの名題には肉体とか絢爛(けんらん)とか誘惑とかいう文字が羅列され...
永井荷風 「裸体談義」
...兄貴と称する巽九八郎が名題の悪(わる)で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...名題の銭形平次を弄(もてあそ)んだ積りの悪戯(いたずら)に外ならなかったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...名題の錢形平次を弄(もてあそ)んだ積りの惡戯(いたづら)に外ならなかつたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お小姓の治郎助というのは、武家の出だとも、役者崩れだとも言われる、名題の悪党で、海道筋を縄張に、宿から宿と荒し廻る忍びの名人だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――尤も俺は名題の寢坊だし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お六婆アが肌身(はだみ)離さず持つてゐる名題の大財布(おほざいふ)も無いし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...名題の戀狩人(ラヴ・ハンター)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸で名題の金持が千兩箱を杉なりに積んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ことに女にかけては町内でも名題の箸(はし)まめだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの屋敷は名題の地獄(ぢごく)屋敷で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...門閥のやかましい社会へ、そう容易(たやす)く潜り込めるわけは、無かったのですが、勘当されて居るにしても、実家の家柄が光ってくれて、思いの外易々と猿若町の住人になりすましたばかりでなく、何年目かには、名題下の若手で、有望と言われる地位にまで経登って居りました...
野村胡堂 「百唇の譜」
...三座の新狂言名題読(しんきょうげんなだいよ)みの日で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...名題昇進の披露を前にひかえて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...(江戸(えど)名題(なだい)曲独楽(きょくごま)娘(むすめ)一座嵐粂吉(あらしくめきち))という辻ビラです...
吉川英治 「江戸三国志」
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