...名題(なだい)は仮名手本(かなでほん)忠臣蔵役人替名とありて役者(やくしや)の名多(おほ)くは変名(へんみやう)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...大名題(おおなだい)を大名題として...
中里介山 「大菩薩峠」
...清次がなんだってお松を殺したんでしょう」「お松は名題の浮気者だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは名題の庚申(かうしん)横町ぢやありませんか」「はてね」「小石川の庚申横町て言や知らない者はありやしません」「俺は知らないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...名題の握り屋です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...王子のお瀧といふ、名題の女巾着切、二十四五の豊滿な肉體と、爛熟し切つた媚態とで、重なる惡事をカムフラージユして行く、その道では知らぬ者の無い大姐御です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...名題役者が一人首を縊(くく)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...名題役者が一人首を縊(くゝ)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして弟子の仕込みのうまいので名題の男であつた」「うまいわけでございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お榮は滅法色つぽいと來て居るだらう」「へエ?」「喜三郎は本所名題の箒(はうき)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惣十郎町の袋物屋の松五郎とかいふのと仲が好かつた譯だな」「その松五郎は名題の女喰ひで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こいつは關東でも名題の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隨分いけぞんざいな口は利(き)きますが、お粂の美しさは非凡であり、これは、出戻りの勘當娘の、始末の惡い女であつたにしても、下谷一番の身上(しんじやう)と言はれた、俵屋の先代の娘には違ひなく、この上、名題のお轉婆で、錢形平次に附け文ごつこまでした、大變な相手です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「勝手にしやがれ」「此處は名題の百壽園で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……こんど大和屋(やまとや)が名題に昇進した披露をかねて立花屋の『鯵売』のむこうを張って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...名題昇進の披露を前にひかえて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...名題は「楼門五山桐」と記し...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...歌舞伎座の新築当時には舞台上の大額や表看板の大名題の文字も居士の直筆であって...
山本笑月 「明治世相百話」
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