...名誉ある文人としての名は事務長を初め船員が皆知っていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...僕はゼムリヤ号事件の名誉ある発見者として...
海野十三 「地球発狂事件」
...名誉ある記者ドレゴにも...
海野十三 「地球発狂事件」
...彼得(ピョートル)大帝は支那の国民にとって名誉あるその条約を...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...予は何時(いつ)までも名誉ある海軍教授の看板を謹んでぶら下げていたかも知れない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...放棄しようなどと夢見る必要はなく「あなたの名誉ある社会生活を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...思うにこの脅迫は「あなたの名誉ある人格に対する深い悪意に出たものでございましょう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それはいままでの敵に好意をしめすという名誉ある仕事を...
サキ Saki 妹尾韶夫訳 「第三者」
...名誉ある家にもぐり込み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余といえども木村項の名誉ある発見たるを疑うものではない...
夏目漱石 「学者と名誉」
...随って彼らは名誉ある位置を占め...
新渡戸稲造 「平民道」
...アメリカ外交史にとってはおそらく比較的名誉ある合鍵であろう...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...名誉ある大戦艦の名だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...新しい家庭生活というものをつくり出してゆく者として自分たちは名誉ある義務と責任とを負わされている自覚を拒んではいなかっただろうと思う...
宮本百合子 「家庭と学生」
...ひたすら名誉ある死を得ようと自ら求めたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私たちはその保存が木浦市民に課せられた一つの名誉ある義務であるのを強く述べた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...この村の名誉ある産物ではない...
柳宗悦 「陸中雑記」
...なるほどこの日が女に取って最も名誉ある記念すべき日なる故に...
柳田国男 「年中行事覚書」
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