...新聞社には文藝部長といふ名目だけ殘して...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...また彼が名目だけの使者に立った話の筋道にも...
豊島与志雄 「死の前後」
...固より名目だけのことで...
豊島与志雄 「自由人」
...ただ名目だけの家庭教授だった...
豊島与志雄 「反抗」
...名目だけ留めた本...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...佐幕とかいう名目だけでは片づけられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...名目だけは彼等から聴き伝えても...
中里介山 「法然行伝」
...名目だけに過ぎぬ...
中島敦 「弟子」
...何か活計(たつき)の立つような名目だけでも持っていなければならなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...廃藩をまつまでもなく名目だけのものとなったのである...
服部之総 「武鑑譜」
...それともただ名目だけの役を当てがわれて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...名目だけにしても十三四で結婚するものさえ少なくはない...
山本周五郎 「桑の木物語」
...名目だけは残したいので...
山本周五郎 「ちゃん」
...双子家は名目だけの堀支配で...
山本周五郎 「ひとごろし」
...それを名目だけ与えて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一ノ関も名目だけではあるが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...名目だけにせよ幕府直参の大名だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...数年前に名目だけは足利藩へ復帰していたのである...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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