...一大変事(いちだいへんじ)勃発(ぼっぱつ)である!絶望のクロクロ島――名状しがたい大戦慄(だいせんりつ)どこへ行ってしまったか...
海野十三 「地球要塞」
...名状しがたい大戦慄が...
海野十三 「地球要塞」
...名状しがたい嫌な氣持が伴ふ...
田畑修一郎 「南方」
...彼女が到着した日に感じた名状しがたい恐怖が鋭くぶり返した...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...彼は名状しがたい心地になっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...名状しがたい何物かゞ...
中原中也 「在りし日の歌」
...窈然(ようぜん)として名状しがたい楽(たのしみ)がある...
夏目漱石 「草枕」
...何とも名状しがたい熱い涙が湧くやうに...
林芙美子 「夜福」
...何とも名状しがたい...
平林初之輔 「人造人間」
...彼にとっては一種名状しがたいよろこびだった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...名状しがたい魅力をたたえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...僕は名状しがたい嬉(うれ)しさに雀躍(こおど)りしながら...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...なんとも名状しがたい爽快な嵐(あらし)が僕の胸のうちには更に新しく火の手を挙げた...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...いってみれば毎晩ひとつずつ即席の難題を突き付けられているような何ともかとも名状しがたい辛さ...
正岡容 「小説 圓朝」
...実に名状しがたい心持です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私はまことに名状しがたい感にうたれた...
三好達治 「海辺の窓」
...名状しがたい色調につつまれてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...名状しがたい人間の悲鳴が起った...
吉川英治 「平の将門」
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