...形無ければ則ち名無し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...第一の脅迫状には宛名無しというのは...
海野十三 「蠅男」
...商売は非常に繁昌し子孫代々名無しの牛屋で通っている...
寺田寅彦 「話の種」
...326 或説によればリキエエー族の王、前後に其名無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いまだ名無しの風来(ふうらい)の牝犬も居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「誰だ! そこに立つてるのは?」「…………」「名無し権兵衝か……それとも盗賊か?」「私だ...
牧野信一 「祖母の教訓」
...誰が見ても無慾恬淡(むよくてんたん)な老農夫ではないか」「それはおまえさんがそう思うだけだよ」「一個無名の村夫子(そんふうし)ではないか」「おまえさんは名無しでもねえし...
山本周五郎 「似而非物語」
...名前がわからなければ名無しの権兵衛...
山本周五郎 「風流太平記」
...その振仮名無しの新聞を平気でスラスラと読んだ...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...近頃大評判の『名無し児裁判』というのを……」「……ところがソンナ評判もまだ聞かないのです...
夢野久作 「霊感!」
...最近この町で大評判になっている「名無し児裁判」という事件が御座います...
夢野久作 「霊感!」
...その「名無し児裁判」というのは...
夢野久作 「霊感!」
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