...農商務省からの名指しで...
上村松園 「最初の出品画」
...いまここで名指しをするのは容易だが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...前から予定の目的地ででもあるように名指したのだった...
豊島与志雄 「悪夢」
...客からの名指しで是非にということだったので...
豊島与志雄 「道化役」
...」彼女が名指した旅館は...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...友人の村を名指した...
豊島与志雄 「道連」
...友人の姓を名指して知ってるかと尋ねてみた...
豊島与志雄 「道連」
...菊池寛君に脚色させるということは誰れの名指しであったか希望であったか知らないが...
中里介山 「生前身後の事」
...お前をお名指しなんだから」「それでも親方さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...何処(どこ)へ行く当もないのを好加減(いいかげん)な町を名指して二時間程ぐるぐる乗り廻して帰った...
夏目漱石 「それから」
...それと名指してはゐないが...
平田禿木 「趣味としての読書」
...メリヘイブン邸宅で名指ししたのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...Aが申出での時に名指しを忘れたので...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...」と名指しました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...次の行にモンテーニュが名指しているフランソワ一世の愛人マダム・デスタンプの庇護を受けて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だがなお、さし出がましく、我がと名乗って、起つ者もないうちに、「岡谷(おかや)」と、忠利が、名指した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いくら兵部様の名指しといっても...
吉川英治 「無宿人国記」
...トルレスが初めて志岐に赴いた頃にはダルメイダを名指してその派遣を懇請して来たほどであったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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