...いまここで名指しをするのは容易だが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...前から予定の目的地ででもあるように名指したのだった...
豊島与志雄 「悪夢」
...」彼女が名指した旅館は...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...友人の村を名指した...
豊島与志雄 「道連」
...友人の姓を名指して知ってるかと尋ねてみた...
豊島与志雄 「道連」
...女中の口先に乗ってうつかり菊代を名指してしまった...
豊島与志雄 「理想の女」
...お前をお名指しなんだから」「それでも親方さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...わっしの名指しでおっしゃられてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢鴨を名指したり...
中里介山 「大菩薩峠」
...南町奉行から名指しで腕っこきの組を二十人ばかり駆り集め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...南町奉行から名指しで腕つこきの組を二十人ばかり狩り集め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高木敬太郎と名指して訪ねると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君を名指して呼んだのは何(ど)う言うわけだ...
野村胡堂 「流行作家の死」
...それと名指してはゐないが...
平田禿木 「趣味としての読書」
...」と名指しました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...名指していうならば例えばブルターニュなどに行って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いくら兵部様の名指しといっても...
吉川英治 「無宿人国記」
...トルレスが初めて志岐に赴いた頃にはダルメイダを名指してその派遣を懇請して来たほどであったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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