例文・使い方一覧でみる「名指し」の意味

...いまここで名指しをするのは容易だが... いまここで名指しをするのは容易だがの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...私の係外の品物でもお名指しでお買上げ下さいますれば... 私の係外の品物でもお名指しでお買上げ下さいますればの読み方
辰野九紫「青バスの女」

...特別名指しの金乞いも時々来る... 特別名指しの金乞いも時々来るの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...あなたをとわたしをはっきり名指しはしなかったが... あなたをとわたしをはっきり名指しはしなかったがの読み方
豊島与志雄「自由人」

...友人の村を名指した... 友人の村を名指したの読み方
豊島与志雄「道連」

...お前をお名指しなんだから」「それでも親方さん... お前をお名指しなんだから」「それでも親方さんの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...わっしの名指しでおっしゃられてみると... わっしの名指しでおっしゃられてみるとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...芹沢鴨を名指したり... 芹沢鴨を名指したりの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...何処（どこ）へ行く当もないのを好加減（いいかげん）な町を名指して二時間程ぐるぐる乗り廻して帰った... 何処へ行く当もないのを好加減な町を名指して二時間程ぐるぐる乗り廻して帰ったの読み方
夏目漱石「それから」

...名指して見るが宜い」大村兵庫は一刀を引寄せます... 名指して見るが宜い」大村兵庫は一刀を引寄せますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...南町奉行から名指しで腕っこきの組を二十人ばかり駆り集め... 南町奉行から名指しで腕っこきの組を二十人ばかり駆り集めの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...君を名指して呼んだのは何（ど）う言うわけだ... 君を名指して呼んだのは何う言うわけだの読み方
野村胡堂「流行作家の死」

...Ａが申出での時に名指しを忘れたので... Ａが申出での時に名指しを忘れたのでの読み方
牧野信一「くもり日つゞき」

...」と名指しました... 」と名指しましたの読み方
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

...次の行にモンテーニュが名指しているフランソワ一世の愛人マダム・デスタンプの庇護を受けて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...彼方此方と名指して教へた... 彼方此方と名指して教へたの読み方
ピエル・ロチ　Pierre Loti 吉江喬松訳「氷島の漁夫」

...いくら兵部様の名指しといっても... いくら兵部様の名指しといってもの読み方
吉川英治「無宿人国記」

...トルレスが初めて志岐に赴いた頃にはダルメイダを名指してその派遣を懇請して来たほどであったが...
和辻哲郎「鎖国」

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