...長藩の名折れになる」かれらは大激昂で新太郎の旅宿を襲撃しようとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...でも、さすがに、御褒美に目がくらんで、手のうらを返すように主張を翻したとあっては、この里の名折れ、女の意地の恥とでもいったようなみえがあってか、頓(とみ)には言い出でないが、形勢たしかに動いたりと見て、「さあ、籤(くじ)をお引き、島原の舞子(こども)ともあろうものが、この期(ご)に及んで、お化けにうしろを見せてはどむならん」「では、あなたお先に」「いいえ、あなたから」「あたし、長いのが当りますように」「あたし、籤のがれの神様がお立ちなさいますように」「あたし、いちばん長いの、でなければ、その次の長いのを下さいますように、妙見様」こんなことを言いながら、一本抜き、二本抜き、とうとう十二本のこよりの籤が残らず、おのおのの舞子の手に渡りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...敵に後ろを見せるは名折れだとひやかしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...両国の水茶屋の名折れだよ」平次は苦笑いして立上がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この東作の名折れだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この東作の名折れだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黒田武士の名折れじゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...世々までのものわらひ、家門の名折れ、合戦の場において功なきにも劣る...
吉川英治 「上杉謙信」
...名折れだぞ」十手を...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...お膝もとの男の名折れだぞ! さア出た出た出た出た出た!」この長文句を淀まずつかえず...
吉川英治 「剣難女難」
...魏の大丞相曹操たるものの名折れではないかっ...
吉川英治 「三国志」
...足利党の名折れだぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...末代までの名折れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...柴田家のお名折れでしょう」「まだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いやしくも天下の兵法所をもって任じる吉岡道場の名折れだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なんの名折れでもありませぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小幡軍学所の名折れを増すばかりだ」「では...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佐々木を名乗る一族の名折れぞと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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