...庄内藩主の松平康親は名君として知られています...
...村山課長、一わたり机の上の整理が済むと、エヘンと一咳(いちがい)して、拍子の悪い、「山名君...
江戸川乱歩 「接吻」
...元禄七名君の中の巨擘とまでうたはれた信政の善政は大いに津軽の面目をあらたにしたけれども...
太宰治 「津軽」
...名君と聞えた吉村の時代になり...
中里介山 「大菩薩峠」
...名君の聞え高い仙台の吉村侯でございました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの光圀を天下の名君の如く騒ぐ奴の気が知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...名君(めいくん)賢者(けんじゃ)ならでは直諫(ちょっかん)によろしき人は稀(まれ)なり...
新渡戸稲造 「自警録」
...欺(あざむ)くことの出来ない名君だったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三年目にはもう名君振りの偽装をかなぐり捨てて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...野に遺賢を求めたのは昔の名君ですが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...グスターヴ・アドルフス Gustav Adolfus やカール二世 Karl II. 等の名君が學問を奬勵して...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...鷹山(ようざん)公の名君を戴(いただ)きし都...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...結構な御意……我君は御名君...
夢野久作 「名君忠之」
...最明寺時頼(さいみょうじときより)の名君ぶりなどが...
吉川英治 「私本太平記」
...御名君の質ではあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...いにしえの名君は仁愛(じんあい)禽獣(きんじゅう)に及ぶとあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...おそれ多いが名君でおわすぞ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...頼朝を名君としたがる謹厳な一部では...
吉川英治 「源頼朝」
...……だが、噂に違(たが)わず、忠利公は、名君と見た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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