...子供が生まれても誕生祝いの時その子の名をつける父親がいないかも知れない...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「カスリイン・ニ・フウリハン(一幕)」
...これをしばらく静止するものと仮定して名をつけるよりほかにいたし方がない...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...それぞれ名をつけるとややもすれば...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...「私こと」という綽名をつけるのは...
太宰治 「パンドラの匣」
...嫌味たつぷりの名をつける...
種田山頭火 「行乞記」
...かゝる名をつけることのできない肉体のはたらきもそれに参加するのであるが...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...私は「大阪物語」と名をつける...
直木三十五 「大阪を歩く」
...いやな名をつけるのでしょう……それとなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...汽車という名をつけるのはもったいないくらいな車は...
夏目漱石 「明暗」
...妙な惡名をつけると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下町ではよく阿久利という名をつける...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...じぶんの犬に愛人の名をつけるなどというのはいけないことだし...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...何かそういったような名をつけるだろうね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...これはみんなほんとうの地名なんですが――いったいどうしてこういちいち名をつける必要があったのかということは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...「破門草事件」明治十九年頃は大学では植物を研究していたがまだ学名をつける事はせず...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...その時分にはまだ日本では新種の植物に新たにこの学名をつける日本の学者は殆どなかった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...近頃は追々と中味が想像し得られるような名をつけるに反して...
柳田國男 「書物を愛する道」
...それに私の名をつけるのではないだろうか...
山川方夫 「博士の目」
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