...神方(しんぽう)の名の高い人物であった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...骨(こうこつ)の名の高い彼の頸(くび)はいかなる権威にも屈することを知らない...
芥川龍之介 「お時儀」
...驍勇(きょうゆう)の名の高い男の通るのを見て...
芥川龍之介 「偸盗」
...乞食 陛下は聡明のおん名の高いアブダル陛下でございます...
芥川龍之介 「三つの指環」
...ニューヨーク・ガゼット新聞の社会部記者として名の高いカークハム氏だった...
海野十三 「怪星ガン」
...いま帝都に名の高い覆面探偵の青竜王(せいりゅうおう)ていうのを...
海野十三 「恐怖の口笛」
...「――青竜王だナ」青竜王! それはかねて雁金検事の親友として名の高い覆面探偵青竜王だったのである...
海野十三 「恐怖の口笛」
...これこそ噂(うわ)さに名の高い兇賊(きょうぞく)痣蟹仙斎(あざがにせんさい)であると知られた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...伊賀越の敵討で名の高い鍵屋(かぎや)の辻など心に留むるかたぞ多し...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...東海道に名の高い走井の水...
中里介山 「大菩薩峠」
...世界的に非常に悪名の高いスピノザに対する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...豪傑の名の高い横須賀航空廠(こうくうしょう)の技術部長大迫(おおさこ)大佐さえ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...女はいつかその男が才名の高い右大弁(うだいべん)の殿である事などをそれとはなしに聞き出していた...
堀辰雄 「姨捨」
...凡(およ)そ東京中で不徳の名の高い邸宅だつた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...武林に名の高い林冲どのでおざったか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お名の高い大夫(たゆう)には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...武名の高い坂東武者の熊谷直実(くまがいなおざね)...
吉川英治 「親鸞」
...「いや何、おぬしぐらいな年頃に、早くも、美名の高いのは、むしろどうかな? ……...
吉川英治 「宮本武蔵」
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