...細胞にはそれを包んでいる膜のなかに原形質と名づけるものがあって...
石原純 「グレゴール・メンデル」
...これを決戦戦争と名づける...
石原莞爾 「戦争史大観」
...顔と名づけるものは跡方もない赤坊主であった...
江戸川乱歩 「鬼」
...蒸汽機関は一に貧民製造機関と名づけることが出来る...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...いわゆる平和の時代にはまた平和の戦争と名づける劇烈な戦争があって...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...この突起は嗅神経葉(きゅうしんけいよう)と名づけるもので...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...Eisenbahnkrankheit(鉄道病)と名づける神経病の一種だろうと云う...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...「読者の中の人間」を拡張し進化させるようなものならばそれを文学と名づけるになんの支障があろうとは思われないのである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...これを科学というものあるいは一般に「学」と名づけるものの始原と結び付けて考えてみるのも一種の興味があると思う...
寺田寅彦 「言語と道具」
...かくの如く物理的に分割されることをば分離と名づける...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...之を何々哲学と名づけるならば...
戸坂潤 「科学論」
...処で対立的思想を吾々は一定の理由からイデオロギーと名づけることが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この超越的(先験的)仮象の論理(批判)がカントの名づける先験的弁証法である...
戸坂潤 「辞典」
...殺気とでも名づけるような異常な光が...
直木三十五 「南国太平記」
...この世界をハイデッガーは「軌道の上の生活」(auf der Spur sein)と名づける...
中井正一 「絵画の不安」
...カ・サのようなそれから成立つ音単位を音節と名づけるが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...それ以前を私は発酵時代と名づける...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...第一の「地の巻」は、兵法の総論、二天一流の基盤を説いているので、これを、地と名づける...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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