...斯様な病症を医者の方では誇大狂と名づける...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...ここに人種と名づける区別にも種々の階段がある...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...生物学の一分科として動物の習性を研究する学科を生態学(Ethologia)と名づけるが...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...背中のかゆいところを掻くにも「孫の手」と名づける道具を用いるが...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...もしもかような考え方を一元論と名づけるならば...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...渋柿)*気象学者が cirrus と名づける雲がある...
寺田寅彦 「柿の種」
...「科学研究者」と名づけるべき階級の人々には...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...人々はかかる感受の能力を歴史的感覚と名づけるであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...かかる相対性を吾々は一般に弁証法性と名づける...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之を要素的ヒューマニズムと名づけることは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...藤子と名づけるつもりだが...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...それを蚕室と名づけるのである...
中島敦 「李陵」
...便宜(べんぎ)のために手と名づけ足と名づける意識現象と...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...然(しか)るに何故にこんな不自由なる有様を自由と名づけるかといえば...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...カ・サのようなそれから成立つ音単位を音節と名づけるが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...ちょ(ママ)/\吉屋信子が随筆と名づけるものをかきますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「自然界またはすべての被造物の間における人間の地位」とでも仮に名づけることができよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...書齋號を名づけることは古くから行はれてゐる...
吉川英治 「折々の記」
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