...これを決戦戦争と名づける...
石原莞爾 「戦争史大観」
...私はこれを最大遺物と名づけることはできない...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...また同じく樹の葉の上にいる蜘蛛に「蟻蜘蛛(ありぐも)」と名づける一種があるが...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...気違い茄子(なす)と名づける果実のごときもこれを食えば...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...やはり一つの立派な実験文学と名づけることも...
寺田寅彦 「科学と文学」
...食道直下には「咀嚼胃(カウマーゲン)」と名づける袋があってその内側にキチン質でできた歯のようなものが数列縦に並んでいる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...「科学研究者」と名づけるべき階級の人々には...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...之を内容から見て名づける時...
戸坂潤 「科学方法論」
...哲学的範疇としての物質と名づけるならば――一を参照――本質空間はこの哲学的物質に連関して解明出来るに違いない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...と名づける所のものであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この世界をハイデッガーは「軌道の上の生活」(auf der Spur sein)と名づける...
中井正一 「絵画の不安」
...人が失礼をした時に怒(おこ)るのを気が小さいと先方では名づけるそうだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...僕の自覚心と名づけるのは独仙君の方で云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...我々が存在の凡庸性もしくは中和性と名づけるものがそれである...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...この程度を第一期と名づける...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...登山文藝と假りに名づけることにする...
吉江喬松 「山岳美觀」
...運命と名づけるしかない偶然にのべつ出會ふ...
吉川英治 「折々の記」
...ぼくが名づけるよと...
吉川英治 「随筆 新平家」
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