...もし強いて名づけるとすれば...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...それからポロス(Polos)と名づける日時計である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...生と名づける靈妙の畫を成すのである...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...研成学院と名づけるにつけ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...「パリ―ベルリン」これに反して「パリ―ベルリン」と名づけるナンセンス映画は近ごろ見たうちで比較的おもしろい愉快なものであった...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...光と名づけ音と名づける物はエネルギーの一つの形であると考えられる...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...一つはルクレチウス的直観能力の要素であってこれをLと名づける...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...後者は之に反して(前者の立場から名づけるなら)ノエマの側に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...主観と客観と名づける...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...現象と名づけることを許される...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...人が失礼をした時に怒(おこ)るのを気が小さいと先方では名づけるそうだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...結婚と名づけるあやふやな座業をあてにせずに...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...今そこへきたものを名づける一つの言葉を知っていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...針路と名づけるのにふさわしいものが有ったか? 無かった...
三好十郎 「俳優への手紙」
...彼が「レナエアの祭」と名づける一篇の悲劇をもって自分よりも優れたアテナイの悲劇詩人たちと争い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな人間を「東京」と名づけるとすれば...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...易京楼(えきけいろう)と名づける大城郭を興し...
吉川英治 「三国志」
...ぼくが名づけるよと...
吉川英治 「随筆 新平家」
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