...それから左腰が右と同等に痛くなり...
梅崎春生 「狂い凧」
...雪子と同等に待遇しては却(かえ)って不公平になる...
谷崎潤一郎 「細雪」
...他の最も確實と思はれるすべてのことについてと同等に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかしながらこれらの他のいずれのものも身体の保存に右にいったものと同等に役立たなかったであろう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活の安寧を保証するために必要なことである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...ミケランジェロの彫刻の中にと同じく――多くも少なくもなく同等に――思想を見出すのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...男子と同等になってさえも満足しなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...憤激と熱中と決心とを同等に持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...外勤めの者の頭分(かしらぶん)というのと同等に待遇されていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分が男の社員達と同等にみとめられてゐるやうに...
林芙美子 「秋果」
...三種の関係を同等に確信の根源とするような難点に導く推論には何らかの誤りがある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...おおよそ一様同等にして抜群(ばつぐん)の巨魁(きょかい)なきがために...
福沢諭吉 「旧藩情」
...「だからそんな人と同等に見ないで下さいまし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「白痴」とほとんど同等に...
堀辰雄 「小説のことなど」
...後自分を上帝同等に心得違い...
南方熊楠 「十二支考」
...同等に注目する性分である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...睨みの利き方が同等になって来た...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...楽しみを吾々個人と同等に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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