...所謂同気相求め、同類相集まるの筆法で、彼等はバイブルの中から、自分達の理想に協う章句を拾い出す...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...得三とは同気相集る別懇の間柄なれば...
泉鏡花 「活人形」
...同気相求める三人の変物揃(ぞろ)いで東海道を膝栗毛(ひざくりげ)の気散じな旅をした...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...一方、萩原吉兵衛氏は、身体(からだ)が弱かったので熱海の温泉に行った処、この人も変り者で、任侠的な気風の人であったので、何かの事で逢ったのが縁で、同気相求め、君の次男を貰おう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日本語不自由組の同気相求めた結果のものに過ぎなかったのではないか...
太宰治 「惜別」
...この上一切が灰燼になったら同気相求める人達と一緒に旅芸人の一団でも組織して...
辻潤 「ふもれすく」
...同気相求め、同類相集まると云うから、気狂の説に感服する以上は――少なくともその文章言辞に同情を表する以上は――自分もまた気狂に縁の近い者であるだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...同気相呼ぶで知合ったのが...
久生十蘭 「金狼」
...調査隊長 ウクライナ科学翰林院(アカデミー)地質学部長 イヴァン・ヤロスラフスキー分隊長 同教授 ニコライ・モローゾフ学術部員 同気象学教授 ボリース・シルーキン……………………………………………速記者および助手 ナターシャ・イワーノヴナ一行は...
久生十蘭 「地底獣国」
...女囚もまた互いに同気(どうき)を求めて夫婦の如き関係を生じ...
福田英子 「妾の半生涯」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...『本草綱目』蚕の条などに竜馬同気と云々種々理由あるべきも...
南方熊楠 「十二支考」
...一同気色(けしき)ばんで...
吉川英治 「三国志」
...なお前途の大統一を思う同気の輩(ともがら)は...
吉川英治 「三国志」
...日ごろの同気をかたらって...
吉川英治 「私本太平記」
...同気(どうき)を求めて来た諸君...
吉川英治 「新・水滸伝」
...同気七名を伴(ともな)い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...同気の輩(ともがら)がうち集(つど)うて...
吉川英治 「親鸞」
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