...私は今日と雖も猶この章の主旨に同感する...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...此等の人の大多數は唯自分と共鳴若しくは同感すると云ふ意味で尊敬に價するのみである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我等はこの主動機に同感することなしに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...折から閣員の一人隈山子爵が海外から帰朝してこの猿芝居的欧化政策に同感すると思いの外慨然として靖献遺言的の建白をし...
内田魯庵 「四十年前」
...君も同感するだろう...
海野十三 「地球盗難」
...半ば同感すると同時に...
大杉栄 「新しい女」
...之に同感なものは益々同感するだろうが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これに中日両国の人々は同感するであろうか...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...秋骨君のいわゆる応報の説に同感するのである...
永井荷風 「日和下駄」
...その点アメリカの学者には私たちに同感する者を見出した...
野上豊一郎 「パルテノン」
...対境に同感するやさしい心...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...同感する状(さま)著しく...
南方熊楠 「十二支考」
...職工の待遇の改善を何よりも急務とする彼の主張には同感するが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...やるせないやうな心持には自分は同感する事が出來た...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そして同感するところが多々あります...
三好十郎 「恐怖の季節」
...少しも同感するふうを見せなかった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...僕は絵に於る如き親しみを以(もつ)て氏等の詩に同感することは出来ない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...拘(こだわ)りなく同感することができるであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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