...深沈なる同君の考慮を煩はしたく存候...
石川啄木 「渋民村より」
...同君は大いによろこび...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...同君のこの趣味は...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...同君が鯖山の禅昌寺に出張してゐて...
種田山頭火 「其中日記」
...後事は都て同君歸朝の日を待たざるべからざるが故に...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...同君が延齢草の遺伝学的研究家であるのにちなんで...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これが書けたのは全く同君の御蔭で...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...同君の逝去せられたのを聞いて残念に堪えない...
西田幾多郎 「明治二十四、五年頃の東京文科大学選科」
...同君のポケットマネーなのか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...同君は古い明星の同人で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...同君、これも上梓されたら演りたいと言う...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...同君の新小説に出した同題の記事を読んだ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...同君の仕事の跡は「工芸」第八十七号で特輯されたから...
柳宗悦 「和紙十年」
...同君の学問を一段と確実なものにしてゐる基礎である...
柳宗悦 「和紙十年」
...忘れ物して恵日寺の月見たりの句を同君に呈す...
吉川英治 「随筆 新平家」
...絵もうまい同君の手で一乗寺地形図と下り松遺跡の図と...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...或日同君が江戸川べりの榛(はん)の若芽を寫生すると云つて畫布を持ち出したのについて行き...
若山牧水 「樹木とその葉」
...同君の手により他の何とかいふ本屋の手にその紙型は渡つて今でも其處から出版されてゐるさうである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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