...もとより同列にあげつらふべくもあらじ...
石川啄木 「閑天地」
...小説戯曲の作者は幇間遊芸人と同列に見られていた...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...とうてい同列に加わることができなくなる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...世間と同列になつて好い気になどはとてもなつてゐられる質でもないが...
田山録弥 「正宗君について」
...――レーニン主義はムッソリーニ主義に又はソレル主義に、同列に於て、結び付けられねばならぬ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...まだ与えられていない将来の可能性(理想・想像・期待・杞憂其の他)とを同列に――非日常性的に・形式論理的に――並べて取り扱うことは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...全支仏教団体を総括する「中国仏教会は中国と満州国とを同列に招待するのは中国を公然と侮辱するものなれば大会を否定すべし」という決議をし...
戸坂潤 「社会時評」
...階級性と民族性とを同列に並べたがる民族主義者も多いが...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...同列に並べることは...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...在留の米人中には「私共の国はアフガニスタン等と同列にあるのか」と面(おもて)を掩(おお)うているのを見た...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...自分と同列に考えたくなるのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...高い抒情的な感動と同列に置くだけの値打があって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...滿洲浪人や衆議院々外團のやうな奇行を賣物にする徒輩と同列に見られては堪らない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...第三巻第五章になると彼は断然男女を同列においている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...プラトンは両方を同列におき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他の武士たちと同列に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...他民族の百姓と同列に視(み)...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして同列に皆“すこしクリスチャン組”と心底も分かっている仲だから...
吉川英治 「随筆 新平家」
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