...自ら指導者たるべき鍛錬に努力するとともに平民出身の一般兵と同列に取扱わるる事を欲しないのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...とうてい同列に加わることができなくなる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...菖蒲(しやうぶ)の節句の日を選び織部正桔梗の方と同列にて諸士を集め和歌の催し事有之(これあり)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...世間と同列になつて好い気になどはとてもなつてゐられる質でもないが...
田山録弥 「正宗君について」
...――レーニン主義はムッソリーニ主義に又はソレル主義に、同列に於て、結び付けられねばならぬ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...全支仏教団体を総括する「中国仏教会は中国と満州国とを同列に招待するのは中国を公然と侮辱するものなれば大会を否定すべし」という決議をし...
戸坂潤 「社会時評」
...同列に並べることは...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...例えば之をL・フォイエルバハの宗教批判のための人間論などと同列に置くことは出来ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分がいよいよパーヴェル・パーヴロヴィチ風情と同列にまで身を落としたのだという屈辱的な意識が...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...僕はここであなたと同列に置かれる気は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...在留の米人中には「私共の国はアフガニスタン等と同列にあるのか」と面(おもて)を掩(おお)うているのを見た...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...黄鐵鑛などゝ同列に...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...色情狂や詐欺師の同列に置くような人間でないことは...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...人間性を無視した作家たちと同列に置き...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...所謂艶麗な作品などと同列に置かる可きものではない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...他民族の百姓と同列に視(み)...
吉川英治 「新書太閤記」
...高廉をそんな底浅い修行の道人輩(どうじんはい)と同列に見て申すのか」これはむりもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...過去帳の同列に記載されてあったのも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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