...同じ調子を出してゐるやうな心もちがした...
芥川龍之介 「世之助の話」
...ランク (前と同じ調子で)そして後には...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...五十嵐は同じ調子で...
海野十三 「柿色の紙風船」
...前の通りに肩越しに振り向いて、同じ調子の声で、彼に話しかけた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それと同じ調子で...
田山花袋 「田舎教師」
...其の「先生の日本語」は成程英語と同じ調子であるが...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...やがて同じ調子で古典や文献のようなものを...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...皆が同じ調子で、僕の容態を多少よいと思ったり悪いと思ったりする...
豊島与志雄 「好意」
...そしてそれらの些事と同じ調子で次のようなことが簡単に書かれている...
豊島与志雄 「道化役」
...一八一五年ディーニュにおいて司教閣下と言われた言葉とまったく同じ調子で口に上せらるるようになった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...同じ調子のつづきではあるけれども...
野上豊一郎 「演出」
...あれと同じ調子でやるぜ...
牧野信一 「環魚洞風景」
...併し調子は皆萬葉通じて同じ調子なれば如何に趣向に相違あるも其萬葉の歌たる事は一見まがふべくもあらず...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...彦之丞同じ調子の上機嫌で...
三好十郎 「おスミの持参金」
...すべてが同じ調子で進んでゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頬白にいたっては雄は半日でも同じ調子の高音をくり返し...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いつまでも同じ調子の言葉をくり返すということは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...同じ調子で聞えていた...
山本周五郎 「風流太平記」
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