...自分らと志を同じゅうする幕僚将校の諒解(りょうかい)や支持はえたいとした...
高見順 「いやな感じ」
...そこで夫婦は衾幄(へや)を同じゅうすることになったが...
田中貢太郎 「嬌娜」
...尤(もっと)も妙子の妊娠が雪子の見合いと時を同じゅうするようになったのは偶然の結果で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何とかして心を慰め気を晴らさせる術もあらばと苦慮(くりょ)していた矢先たまたま佐助が彼女と趣味を同じゅうすることを知ったのである...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ないしはこれと類を同じゅうする事件は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...罪悪と潔白とが悲惨の神秘な牢獄(ろうごく)において室(へや)を同じゅうすることもあるのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今までのものとは径路を同じゅうする事を好まない事がないとも限らない...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...この格段なる地位においてもまた東郷閣下とよく苦心を同じゅうする者である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...日本の歴史にして果たして西洋史と轍(てつ)を同じゅうするものならば...
新渡戸稲造 「自警録」
...暗殺者)は Hashish と語源を同じゅうする...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...志を同じゅうする者は...
火野葦平 「花と龍」
...他人の好尚に同じゅうするはなおかつ許すべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ふたたび回天の日を仰ぎ見んものという志を同じゅうする者と思えばこそであった...
吉川英治 「三国志」
...機微の妙を知らないような大将と共に城を同じゅうするとは...
吉川英治 「三国志」
...父を同じゅうする姉以上...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼくらと感を同じゅうする人が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この郷土の人々は自分たちと生地を同じゅうする三百年前の宮本武蔵という者を...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...右の諸作と全然様式を同じゅうするものは存しない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索