...」「どちらでも同じでないか?」「わたしは誰れかの樣にねだりませんよ」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...つまり振動数が同じでないものでは駄目である...
海野十三 「振動魔」
...一般の民俗や民衆の心理とは同じでないのに...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...同じでないというのを十把(ぱ)ひとからげに安く踏んで同じ所へ押し込んでしまうということは...
寺田寅彦 「時事雑感」
...一体同じか同じでないのか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...なる程、科学的立脚点も亦、実は主体的なものであって、階級性や党派性を持つべきものであるが、併しこの場合の階級的観点や党派的観点なるものと、この階級性や党派性を自分の一身上の問題にまで直接結びつけるということとは、同じでない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...明日はもはや今日と同じでないことも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自由詩は決して所謂散文(即ち小説や感想の類)と同じでない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この片仮名と平仮名とでも同じでないとも言える...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...同時にただ簡単に赤ん坊が泣いても時間までは決して乳をやらないときめてしまうというのとも同じでないことはよくおわかりになるでしょう...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...「産出」という語によって何を意味するというのであろうか? 因果性と同じでないような何等かの定義を与えることができるのであろうか? もしできるのならば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...破戒と無戒とは同じでないことを考えなければならぬ...
三木清 「親鸞」
...普通にいう過去と同じでない...
三木清 「哲学入門」
...「むつかしい」といふことと「わからない」といふこととは同じでない...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...二筋の髪・二粒の穀粒(たね)・が同じでないように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...実は西国に生まれた者のタニという考えとは同じでない...
柳田國男 「地名の研究」
...福島県信夫郡土湯村)眼の大きさが両方同じでない人は...
柳田國男 「日本の伝説」
...もともと土地によって祭る月が同じでないのだから...
柳田国男 「年中行事覚書」
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