...一御脇差吉光之作(おんわきざしよしみつのさく)一御長刀(おんなぎなた)作(さく)一文字(もんじ)一御馬(おんうま)黒(くろ)ぶち家康は篤(あつ)く礼をのべて退った...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉光(きっこう)御前からの書面の約束で...
吉川英治 「親鸞」
...「お従弟(いとこ)にあたる遮那王様の孤独を、人知れず、おいとしがられて、吉光御前様が、日頃から、心にかけて遊ばされたもの...
吉川英治 「親鸞」
...吉光御前のやさしい姿を瞼(まぶた)に見た...
吉川英治 「親鸞」
...吉光の前(まえ)が...
吉川英治 「親鸞」
...吉光御前のこのごろのやつれあがりの面(おも)ざしや...
吉川英治 「親鸞」
...吉光の前は、一年おいて、また一人の男の子をもうけた...
吉川英治 「親鸞」
...そして、笑いさざめいているので、吉光の前は、自分の居間を出て、「和子(わこ)たち、何を見ておりますか?」と、後ろから訊ねた...
吉川英治 「親鸞」
...そのために吉光の前も良人の病室から一歩も出たことがないような有様であったので...
吉川英治 「親鸞」
...「おお」階梯(きざはし)のうえに見えた吉光(きっこう)の前(まえ)は...
吉川英治 「親鸞」
...吉光の前のことばを遮(さえぎ)った...
吉川英治 「親鸞」
...入らせられませ」若後家の吉光(きっこう)の前(まえ)は...
吉川英治 「親鸞」
...「吉光(きっこう)様へといって...
吉川英治 「親鸞」
...燭(しょく)を寄せて、読みかえしていたが、やがて、吉光の前は、ほっと嘆息(ためいき)をもらして、つぶやいた...
吉川英治 「親鸞」
...八十八公麿の手をひいて、館の坪(つぼ)の内へ入ると、養父の範綱(のりつな)も、吉光の前も、「おお、無事か」「怪我(けが)はなかったか」一家が、こぞって転ぶように縁先へ出てきた...
吉川英治 「親鸞」
...人には情けをかけておくものじゃ、ありがたいお人ではある」彼が、介や箭四郎(やしろう)たちに、そう語っているあいだに、吉光の前は、十八公麿をつれて、坪(つぼ)の石井戸のそばに立たせ、下碑(かひ)の手もからずに、自身で水を汲みあげて、よごれている足や手を洗ってやっていた...
吉川英治 「親鸞」
...吉光御前さまをお亡(な)くしなされて...
吉川英治 「親鸞」
...母の吉光(きっこう)の前と源三位頼政とは...
吉川英治 「親鸞」
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