...御目出度い:良い出来事や吉事の際に使う言葉...
...六 わしは凶事も一言、吉事も一言で、きめてしまう神の、葛城の一言主の神だ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...上古は呪を行ふに吉事凶事共に天の逆手を打つたが...
南方熊楠 「詛言に就て」
...新春早々の吉事、これで病気も本復であろう」「就いては、春は例の年始御答礼の勅使に御馳走能(ちそうのう)がござりまする」「お、あれは二月じゃ」「その折には、ぜひまた御使用の栄もある事と存じますし、旁(かたがた)、こういう神品を私人の塵蔵(じんぞう)にまかせておきましては、折角の名作もその光を放たず、また何時(なんどき)不慮の事がないとも限りませぬ故、手に戻ったのを幸いに、今後は柳営の御宝蔵に永くお預りを願いたいと存じて持参いたしましたが、如何にございましょうか」と、畏る畏る顔色を見る...
吉川英治 「江戸三国志」
...――吉事でないに決っている...
吉川英治 「三国志」
...思わぬ吉事と慶びあって...
吉川英治 「三国志」
...燈火明るきとき吉事あり――という易経(えききょう)の一辞句を思いだしたからである...
吉川英治 「三国志」
...この吉事に発したる軍隊であると称(とな)え...
吉川英治 「三国志」
...その吉事の儚(はかな)く終らぬように...
吉川英治 「新書太閤記」
...多忙な吉事があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉事の取做(とりな)しが齎(もたら)されて来ても...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉事ならばよいが』『御用人の片岡氏から聞いたのだが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...もう一つ吉事が落ちて来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...なんの吉事もない...
吉川英治 「平の将門」
...ただ一つの吉事だった...
吉川英治 「平の将門」
...灯の暈(かさ)が華やかに映(さ)しているから吉事があるとか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「伊織」「え」「聞いたか」「なにを」「おまえの先生が出世なさる吉事だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分の吉事のように...
吉川英治 「山浦清麿」
...ぼくに驚くべき吉事が起った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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