例文・使い方一覧でみる「吁」の意味


スポンサーリンク

...「(あ)ッ!」という叫びと共に...   「吁ッ!」という叫びと共にの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...突如、「ッ、此処(ここ)に有(あ)った!」と、職人風の一人が両手をさあッと挙(あ)げて頓狂(とんきょう)な叫びを発した...   突如、「吁ッ、此処に有った!」と、職人風の一人が両手をさあッと挙げて頓狂な叫びを発したの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...「(あ)ッ」と叫んで...   「吁ッ」と叫んでの読み方
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」

...一度は、「(あ)ッ、痛ッ!」と松山が大声で叫んだので、みると、指の尖端(とっさき)を口中に入れて舐(な)めていた...   一度は、「吁ッ、痛ッ!」と松山が大声で叫んだので、みると、指の尖端を口中に入れて舐めていたの読み方
海野十三 「麻雀殺人事件」

...常人(つねなみのひと)ならば(あ)といひて逃(にぐ)べきに...   常人ならば吁といひて逃べきにの読み方
京山人百樹刪定 「北越雪譜」

...環堵廓然として空宇人(ひと)を絶ち、茫々たる萋草(さいさう)晝尚ほ暗く、古墳累々として其間に横(よこた)はれるを見、猛然として悟り、喟然として嘆ず、、天下、心を傷(いた)ましむる斯の如きものあるか...   環堵廓然として空宇人を絶ち、茫々たる萋草晝尚ほ暗く、古墳累々として其間に横はれるを見、猛然として悟り、喟然として嘆ず、吁、天下、心を傷ましむる斯の如きものあるかの読み方
高山樗牛 「人生終に奈何」

...、人は空名の爲に生れたるか、將(は)た行樂せんが爲に生れたるか...   吁、人は空名の爲に生れたるか、將た行樂せんが爲に生れたるかの読み方
高山樗牛 「人生終に奈何」

...々(あゝ)然(さ)に非ず...   吁々然に非ずの読み方
高山樗牛 「瀧口入道」

...――々思ふまじ...   ――吁々思ふまじの読み方
高山樗牛 「瀧口入道」

...是果真乎...   吁是果真乎の読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...(ああ)彼女は死んだのか...   吁彼女は死んだのかの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...何れにしても、要は各人の感性の問題で、「各感性は各感性也」と云はれれば文面上辻褄は合つてもゐようが、「各感性は各進化しつつある」現実の世界は、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションとやいふらむか、而して、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションは可動的である故に名附け難いので、人類は結局、同好の士、非同好の士と、アダムより我等が子々孫々に至るまで、最後の段階では情意的(気分的、間違へないでね)であり、高遠なる思索家とは、遂に貧血症のことだらうか?...   吁何れにしても、要は各人の感性の問題で、「各感性は各感性也」と云はれれば文面上辻褄は合つてもゐようが、「各感性は各進化しつつある」現実の世界は、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションとやいふらむか、而して、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションは可動的である故に名附け難いので、人類は結局、同好の士、非同好の士と、アダムより我等が子々孫々に至るまで、最後の段階では情意的であり、高遠なる思索家とは、遂に貧血症のことだらうか?の読み方
中原中也 「音楽と世態」

...かの infinite longing ですらこれを叙述する時には単に(ああ)とか嗟乎(ああ)では云いつくせないので...   かの infinite longing ですらこれを叙述する時には単に吁とか嗟乎では云いつくせないのでの読み方
夏目漱石 「創作家の態度」

...(あゝ)お關(せき)は何(なに)をして居(ゐ)る事(こと)かと思(おも)ひやるばかり行過(ゆきす)ぎて仕舞(しまひ)まする...   吁お關は何をして居る事かと思ひやるばかり行過ぎて仕舞まするの読み方
樋口一葉 「十三夜」

...父親(てゝおや)は先刻(さきほど)より腕(うで)ぐみして目(め)を閉(と)ぢて有(あり)けるが、あゝ御袋(おふくろ)、無茶(むちや)の事(こと)を言(い)ふてはならぬ、我(わ)しさへ始(はじ)めて聞(き)いて何(ど)うした物(もの)かと思案(しあん)にくれる、阿關(おせき)の事(こと)なれば並(なみ)大底(たいてい)で此樣(こん)な事(こと)を言(い)ひ出(だ)しさうにもなく、よく/\愁(つ)らさに出(で)て來(き)たと見(み)えるが、して今夜(こんや)は聟(むこ)どのは不在(るす)か、何(なに)か改(あら)たまつての事件(じけん)でもあつてか、いよ/\離縁(りゑん)するとでも言(い)はれて來(き)たのかと落(おち)ついて問(と)ふに、良人(おつと)は一昨日(おとゝひ)より家(うち)へとては歸(かへ)られませぬ、五日(か)六日(か)と家(うち)を明(あ)けるは平常(つね)の事(こと)、左(さ)のみ珍(めづ)らしいとは思(おも)ひませぬけれど出際(でぎは)に召物(めしもの)の揃(そろ)へかたが惡(わる)いとて如何(いか)ほど詫(わ)びても聞入(きゝい)れがなく、其品(それ)をば脱(ぬ)いで擲(たゝ)きつけて、御自身(ごじゝん)洋服(ようふく)にめしかへて、(あゝ)、私位(わしぐらゐ)不仕合(ふしあはせ)の人間(にんげん)はあるまい、御前(おまへ)のやうな妻(つま)を持(も)つたのはと言(い)ひ捨(ず)てに出(で)て御出(おい)で遊(あそば)しました、何(なん)といふ事(こと)で御座(ござ)りませう一年(ねん)三百六十五日(にち)物(もの)いふ事(こと)も無(な)く、稀々(たま/\)言(い)はれるは此樣(このやう)な情(なさけ)ない詞(ことば)をかけられて、夫(そ)れでも原田(はらだ)の妻(つま)と言(い)はれたいか、太郎(たらう)の母(はゝ)で候(さふらふ)と顏(かほ)おし拭(ぬぐ)つて居(ゐ)る心(こゝろ)か、我身(わがみ)ながら我身(わがみ)の辛棒(しんぼう)がわかりませぬ、もう/\もう私(わたし)は良人(つま)も子(こ)も御座(ござ)んせぬ嫁入(よめいり)せぬ昔(むか)しと思(おも)へば夫(そ)れまで、あの頑是(ぐわんぜ)ない太郎(たらう)の寢顏(ねがほ)を眺(なが)めながら置(お)いて來(く)るほどの心(こゝろ)になりましたからは、最(も)う何(ど)うでも勇(いさむ)の傍(そば)に居(ゐ)る事(こと)は出來(でき)ませぬ、親(おや)はなくとも子(こ)は育(そだ)つと言(い)ひまするし、私(わたし)の樣(やう)な不運(ふうん)の母(はゝ)の手(て)で育(そだ)つより繼母御(まゝはゝご)なり御手(おて)かけなり氣(き)に適(かな)ふた人(ひと)に育(そだ)てゝ貰(もら)ふたら、少(すこ)しは父御(てゝご)も可愛(かわゆ)がつて後々(のち/\)あの子(こ)の爲(ため)にも成(なり)ませう、私(わたし)はもう今宵(こよひ)かぎり何(ど)うしても歸(かへ)る事(こと)は致(いた)しませぬとて、斷(た)つても斷(た)てぬ子(こ)の可憐(かわゆ)さに、奇麗(きれい)に言(い)へども詞(ことば)はふるへぬ...   父親は先刻より腕ぐみして目を閉ぢて有けるが、あゝ御袋、無茶の事を言ふてはならぬ、我しさへ始めて聞いて何うした物かと思案にくれる、阿關の事なれば並大底で此樣な事を言ひ出しさうにもなく、よく/\愁らさに出て來たと見えるが、して今夜は聟どのは不在か、何か改たまつての事件でもあつてか、いよ/\離縁するとでも言はれて來たのかと落ついて問ふに、良人は一昨日より家へとては歸られませぬ、五日六日と家を明けるは平常の事、左のみ珍らしいとは思ひませぬけれど出際に召物の揃へかたが惡いとて如何ほど詫びても聞入れがなく、其品をば脱いで擲きつけて、御自身洋服にめしかへて、吁、私位不仕合の人間はあるまい、御前のやうな妻を持つたのはと言ひ捨てに出て御出で遊しました、何といふ事で御座りませう一年三百六十五日物いふ事も無く、稀々言はれるは此樣な情ない詞をかけられて、夫れでも原田の妻と言はれたいか、太郎の母で候と顏おし拭つて居る心か、我身ながら我身の辛棒がわかりませぬ、もう/\もう私は良人も子も御座んせぬ嫁入せぬ昔しと思へば夫れまで、あの頑是ない太郎の寢顏を眺めながら置いて來るほどの心になりましたからは、最う何うでも勇の傍に居る事は出來ませぬ、親はなくとも子は育つと言ひまするし、私の樣な不運の母の手で育つより繼母御なり御手かけなり氣に適ふた人に育てゝ貰ふたら、少しは父御も可愛がつて後々あの子の爲にも成ませう、私はもう今宵かぎり何うしても歸る事は致しませぬとて、斷つても斷てぬ子の可憐さに、奇麗に言へども詞はふるへぬの読み方
樋口一葉 「十三夜」

......   の読み方
正岡子規 「古池の句の弁」

...彼氏の縋(すが)った岩角がもろくも砕けて(ああ)っと思う間もなく...   彼氏の縋った岩角がもろくも砕けて吁っと思う間もなくの読み方
百瀬慎太郎 「案内人風景」

...そうして吾れと自分の頭の毛を掻(か)きむしって――「(ああ)...   そうして吾れと自分の頭の毛を掻きむしって――「吁の読み方
夢野久作 「白髪小僧」

「吁」の読みかた

「吁」の書き方・書き順

いろんなフォントで「吁」


ランダム例文:
石工   理屈だけ   峰打ち  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
一般人   混血児   言語道断  

スポンサーリンク

トップへ戻る