例文・使い方一覧でみる「吁」の意味


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...「(あ)ッ、川波大尉」駭(おどろ)いたように軍医はそれを遮(さえぎ)った...   「吁ッ、川波大尉」駭いたように軍医はそれを遮ったの読み方
海野十三 「恐しき通夜」

...「(あ)ッ――」と声をあげて...   「吁ッ――」と声をあげての読み方
海野十三 「振動魔」

...「(あ)ッ!」という叫びと共に...   「吁ッ!」という叫びと共にの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...突如、「ッ、此処(ここ)に有(あ)った!」と、職人風の一人が両手をさあッと挙(あ)げて頓狂(とんきょう)な叫びを発した...   突如、「吁ッ、此処に有った!」と、職人風の一人が両手をさあッと挙げて頓狂な叫びを発したの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...又も思わず「ッ!」と叫んだ...   又も思わず「吁ッ!」と叫んだの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...環堵廓然として空宇人(ひと)を絶ち、茫々たる萋草(さいさう)晝尚ほ暗く、古墳累々として其間に横(よこた)はれるを見、猛然として悟り、喟然として嘆ず、、天下、心を傷(いた)ましむる斯の如きものあるか...   環堵廓然として空宇人を絶ち、茫々たる萋草晝尚ほ暗く、古墳累々として其間に横はれるを見、猛然として悟り、喟然として嘆ず、吁、天下、心を傷ましむる斯の如きものあるかの読み方
高山樗牛 「人生終に奈何」

...行者のことだから呪文か陀羅尼(だらに)のようなものを唱えているのかも知れないと、そう思って通り過ぎる人が多かったけれども、どうも呪文ではないらしい、普通の言葉で何かしゃべっているらしいと云う者が出て来て、追い/\町の人たちが聞き耳を立て、そうっと傍へ近寄ってそのひとりごとに注意すると、天下は天下の天下なり、関白家の罪は関白の例を引き行はる可(べ)きの事、尤(もつと)も理の正当なるべきに、平人(へいにん)の妻子などのやうに、今日の狼藉(らうぜき)甚だ以て自由なり、行末(ゆくすゑ)めでたかるべき政道にあらず、(あゝ)、因果のほど御用心候へ、御用心候へとそう云ってから、世の中は不昧因果の小車やよしあし共に廻りはてぬると、そう云う歌を二度三度繰り返して云っていた...   行者のことだから呪文か陀羅尼のようなものを唱えているのかも知れないと、そう思って通り過ぎる人が多かったけれども、どうも呪文ではないらしい、普通の言葉で何かしゃべっているらしいと云う者が出て来て、追い/\町の人たちが聞き耳を立て、そうっと傍へ近寄ってそのひとりごとに注意すると、天下は天下の天下なり、関白家の罪は関白の例を引き行はる可きの事、尤も理の正当なるべきに、平人の妻子などのやうに、今日の狼藉甚だ以て自由なり、行末めでたかるべき政道にあらず、吁、因果のほど御用心候へ、御用心候へとそう云ってから、世の中は不昧因果の小車やよしあし共に廻りはてぬると、そう云う歌を二度三度繰り返して云っていたの読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...何れにしても、要は各人の感性の問題で、「各感性は各感性也」と云はれれば文面上辻褄は合つてもゐようが、「各感性は各進化しつつある」現実の世界は、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションとやいふらむか、而して、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションは可動的である故に名附け難いので、人類は結局、同好の士、非同好の士と、アダムより我等が子々孫々に至るまで、最後の段階では情意的(気分的、間違へないでね)であり、高遠なる思索家とは、遂に貧血症のことだらうか?...   吁何れにしても、要は各人の感性の問題で、「各感性は各感性也」と云はれれば文面上辻褄は合つてもゐようが、「各感性は各進化しつつある」現実の世界は、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションとやいふらむか、而して、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションは可動的である故に名附け難いので、人類は結局、同好の士、非同好の士と、アダムより我等が子々孫々に至るまで、最後の段階では情意的であり、高遠なる思索家とは、遂に貧血症のことだらうか?の読み方
中原中也 「音楽と世態」

...しかし、それは、、何時ものやうにまた、結論には到達せずに終るであらう――といふことが一種の幻想のやうに彼の眼前を掠めた...   しかし、それは、吁、何時ものやうにまた、結論には到達せずに終るであらう――といふことが一種の幻想のやうに彼の眼前を掠めたの読み方
中原中也 「青年青木三造」

...かの infinite longing ですらこれを叙述する時には単に(ああ)とか嗟乎(ああ)では云いつくせないので...   かの infinite longing ですらこれを叙述する時には単に吁とか嗟乎では云いつくせないのでの読み方
夏目漱石 「創作家の態度」

...(ああ)お関は何をしてゐる事かと思ひやるばかり行過(ゆきす)ぎてしまひまする...   吁お関は何をしてゐる事かと思ひやるばかり行過ぎてしまひまするの読み方
樋口一葉 「十三夜」

...(あゝ)お關(せき)は何(なに)をして居(ゐ)る事(こと)かと思(おも)ひやるばかり行過(ゆきす)ぎて仕舞(しまひ)まする...   吁お關は何をして居る事かと思ひやるばかり行過ぎて仕舞まするの読み方
樋口一葉 「十三夜」

...昭和改元以降の吉原情緒称揚の川柳はなくて曰く...   吁昭和改元以降の吉原情緒称揚の川柳はなくて曰くの読み方
正岡容 「異版 浅草燈籠」

......   の読み方
正岡子規 「古池の句の弁」

...彼氏の縋(すが)った岩角がもろくも砕けて(ああ)っと思う間もなく...   彼氏の縋った岩角がもろくも砕けて吁っと思う間もなくの読み方
百瀬慎太郎 「案内人風景」

...余与卿雲...   吁余与卿雲の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...嗟不能已...   吁嗟不能已の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...そうして吾れと自分の頭の毛を掻(か)きむしって――「(ああ)...   そうして吾れと自分の頭の毛を掻きむしって――「吁の読み方
夢野久作 「白髪小僧」

「吁」の読みかた

「吁」の書き方・書き順

いろんなフォントで「吁」


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