...そこに百叺でも五十叺でもいいから...
犬田卯 「米」
...一叺いくらなんだ...
犬田卯 「米」
...籠に満(みつ)れば叺にうつして脊負たり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...又袋に余りある時は叺に入れて...
関寛 「関牧塲創業記事」
...銭叺』………」「それが違います...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの一段高い米の叺(かます)の積み荷の上に突っ立っているのが彼奴(きゃつ)だ...
田山花袋 「一兵卒」
...無喇叺(むらっぱ)の小さなもので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...金唐革(きんからかは)の叺(かます)に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何かの役に立ちますかえ」懐中煙草が一つ――印伝(いんでん)の叺(かます)に赤銅(しゃくどう)の虻(あぶ)の金具を付けた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何分叺八十杯の錢を算へるのに手間取りましたから」「千兩箱を寺へ持ち込んだことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一叺(かます)荷造にして先日会食した一人の方へ贈り届けた...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...叺(かます)に詰めて河岸へ運び出す...
山本周五郎 「青べか物語」
...塩の叺(かます)をふるったり...
山本周五郎 「あだこ」
...「いつでも隙があったら喉笛(のどぶえ)へくらいつきそうな顔をしてたぜ」「だからどうだってんだ」栄二は叺を担ぎあげながら云った...
山本周五郎 「さぶ」
...井遷寺の床下に積んであった不浄の金を二十二の銭叺(ぜにがます)に入れ...
夢野久作 「名娼満月」
...何十という叺(かます)の山...
吉川英治 「新書太閤記」
...米叺(こめかます)を積んで来る人馬の縦隊が見えたのである...
吉川英治 「日本名婦伝」
...片隅に積んであった叺(かます)のうえへ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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