...右顧左眄するの餘裕がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...(天分の大小強弱を問題とするは要するに右顧左眄である)...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...此處に俺を待つものは、譬へるものもないやうに尊い、聖い魂が、惱みながらも猶踏み迷はず、右顧左眄せずに、痛快に切れ味よくその往く可き道を進んだ一生であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...最初から他の民族への迎合を考えて右顧左眄し始めたらそれはすでに芸術の自殺である...
伊丹万作 「映画と民族性」
...そういう解釈は単に、事態の本質を不明朗にし、右顧左眄、自分の心を不安にするのが精々の落ちだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...人真似や右顧左眄の産物には決してあり得ないことだ...
戸坂潤 「読書法」
...右顧左眄して順応に汲々としている或る種の文化論者の類いである...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...右顧左眄して辺城僻村の攻略をする代わりに...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...右顧左眄(うこさべん)し...
本庄陸男 「石狩川」
...右顧左眄(うこさべん)していては...
吉川英治 「私本太平記」
...もはや右顧左眄(うこさべん)しているときではない...
吉川英治 「私本太平記」
...右顧左眄(うこさべん)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...右顧左眄(うこさべん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉は各地の小城出城には右顧左眄(うこさべん)なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...右顧左眄(うこさべん)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...なぜ右顧左眄(うこさべん)をするか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その人は右顧左眄(うこさべん)してはならない...
吉川英治 「源頼朝」
...右顧左眄が生じるのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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