...跡始末のために忙(せわ)しく右往左往する船員の邪魔になりながら...
有島武郎 「或る女」
...モーニングや羽織袴(はおりはかま)の人々が右往左往する中に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...右往左往するなかを...
中村地平 「霧の蕃社」
...階上階下の廊側(らうがは)に右往左往するおびただしい足音も聞えて来た...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...右往左往するランタンの光を数えて居ると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...行つて見ろ」そんな事を言ひ乍ら彌次馬の右往左往するのを見たのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行ってみろ」そんな事を言いながら野次馬の右往左往するのを見たのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...右往左往する人波が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右往左往する野次馬を尻目に空地と三河屋と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兵隊たちは波を恐れて雪崩をうって右往左往するので...
久生十蘭 「ノア」
...プールの水に鱗波をたてて右往左往する錦手の鯉の子供を...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...いそがしく右往左往する人々は...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第七巻)」
...人込みを縫つて右往左往する人もある...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...全く策の出(い)ずる所を知らないで徒(いたず)らに狼狽(ろうばい)して右往左往する者と...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...右往左往するのがつねだ...
吉川英治 「私本太平記」
...右往左往する混乱ぶりが闇のなかにもよくわかる...
吉川英治 「新書太閤記」
...右往左往する人影が...
吉川英治 「源頼朝」
...右往左往するさまは...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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