...それから御父君の右大将さま...
太宰治 「右大臣実朝」
...故右大将家の御帰依浅からざりし相模国の大日堂がひどく荒れはててゐるやうですから即刻修理させるやうお取計ひ下さい...
太宰治 「右大臣実朝」
...故右大将家御挙兵以来の義盛さま御自身の十数度にわたる軍功を一つ一つならべ立てたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...畠山六郎は御台(みだい)の詞(ことば)によって右大将家をあやめないことを知って安心したものの...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...右大将(うだいしょう)頼朝公(よりともこう)の髑髏(しゃりこうべ)と来ているんだから」比田は変梃(へんてこ)な事ばかりいった...
夏目漱石 「道草」
...幼名(ようみょう)政之助さま……いまの右大将家定公は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...右大将が高官の典型のようなまじめな風采(ふうさい)をしながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大将のは、恋する人の頼みにします八月もどうやら過ぎてしまいそうな空をながめて私は煩悶(はんもん)しております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...当分世間へ知らせないようにしたい」と源氏からの注意はあっても、右大将は、恋の勝利者である誇りをいつまでも蔭(かげ)のことにはしておかれないふうであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大将の勢力も強大になっていたため今日の式のはなやかさはすぐれたものに思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大将を兼任することになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大将へ贈るのはこの美しい機会以外にないと思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...笛の右大将はこの日比類もなく妙音を吹き立てた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大将にこの晴れの役を譲った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次のは右大将が庭へ下(お)りて藤(ふじ)の花を折って来た時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大将が多数の女房の中で深い交際をしている小宰相(こさいしょう)という人は容貌(ようぼう)などもきれいであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また笛は右大将兼季(かねすえ)...
吉川英治 「私本太平記」
...近くまた右大将に官位を進められた...
吉川英治 「新書太閤記」
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