...廟堂の大権をも左右するに至る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...それが社長の左右するところとなつてしまふ樣ではつまらんから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一人の人間の一生の運命を左右する偉大な力を持っていないと誰れが断言出来るだろう...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...しかし実際において政治を左右する力をもっていたいわゆる藩閥は...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それ故もし空間そのものの事情にあってそうあるならば――私はこのような原始的な事情を最も正当な意味で「事実」と呼ぼう――この特殊の「事実」は一般的な関係によって裁かれるべき筈ではなく却ってそれがこれを左右するのでなければならない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...僕はこれでもゐながらにして人類の運命を左右する事が出来るものだと云ふ事を証明して見せる積りだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...この骸子の運動を左右するものは...
中谷宇吉郎 「心霊現象と科学」
...あの男はおそらく訴訟の結末を左右する力は持たないとしても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...或は一部の著書を以て天下の人心を左右すること甚だ易し...
福沢諭吉 「帝室論」
...もって人心を左右するにたるものなりとすれば...
福沢諭吉 「徳育如何」
...労働の労賃を左右する原理をほとんど知らないものに違いない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...労働その他一切の貨物の価格を左右する最も有力な構成要素である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...運命こそ常にことの結果を左右するのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やはり自分の運命を左右する一夜ともなるのだった...
横光利一 「旅愁」
...左右すると同一の一般的規則が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...自然労賃及び自然利潤を左右する法則を取扱う間は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そして利潤を左右するものは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...従ってそれはすべての他の貨物の価格を左右するであろうと想像している...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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