...一体馬琴は史筆椽大(てんだい)を以て称されているが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...若くて清貞の聞え高く老後汚名を流せし者諸国の史筆を絶たぬは...
南方熊楠 「十二支考」
...矧(まして)や渡辺氏の史筆の如きものがあつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...史筆の選択取舎せざること能はざるは勿論である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...豊かに高きその史筆明治の篇を結びませ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...故に、これをもって、後世の史筆は、玄蕃允を非難して、(賤ヶ嶽、越軍の敗れは、一に豎子(じゅし)大事を誤るによる)と、彼が、叔父勝家の言を用いず、敵地に切り据(す)わった罪に敗因の一切を帰しているが、玄蕃允の才略が老巧の将とちがって、いわゆる“青い”ことは確かであるとしても、それらの論断もまた極めて小乗的な結果論でしかないことは、以下、勝家が当夜から翌日までの、総帥としての処置をみれば、おのずから分ってくることと思う...
吉川英治 「新書太閤記」
...史筆があれほどまでに及んでいたということは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...史筆(しひつ)の人材は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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