...お喋りの侍女を叱る様に云った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そうして私を叱るのです...
太宰治 「佳日」
...叱る権利はあるだろう...
太宰治 「パンドラの匣」
...その不行儀を叱ることが...
豊島与志雄 「父と子供たち」
...ただ姉が弟を叱るだけの態度ではなくて...
中里介山 「大菩薩峠」
...々々」と急に叱るやうにいつた...
長塚節 「おふさ」
...「いや/\お母さんはそれどころぢやない!」母は弟を叱るやうに言つた...
中原中也 「その頃の生活」
...親に放れた小僧ッ子がグレたを叱るは少し無理...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...其これを叱るや、父母が子供の喧嘩して騷々しきを叱るに等しく、之を惡むに非ず、唯これを制するのみにして、僅に其一時を過れば又これを問はず...
福沢諭吉 「帝室論」
...持前の機嫌の好さで叱るやうに訊ねた...
牧野信一 「渚」
...小児が叱ると狼狽遁(に)げ去(さ)る...
南方熊楠 「十二支考」
...七睡人の犬もオザイルの驢もかつてかかる栄遇を享(う)けたと聞かぬと叱ると...
南方熊楠 「十二支考」
...太郎がしたくないことをちっともしないと云って叱るが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奉公人を叱るのは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼らを叱るときにはきわめて厳格であった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...近づいた人は叱るような調子で,「何をしておいでなさるの」と言ッて自分の手を押さえて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...下手であると怒つては出すのも出すのも妹を叱る一方の手紙だつたのを...
與謝野晶子 「帰つてから」
...李逵(りき)を叱る戴宗の声が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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