...折角の睨みも台無しよ...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...僕らがここにいると知れては台無しです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...台無しになるような...
太宰治 「新ハムレット」
...自分の一生を台無しにしてしまった...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...台無しだ」二つの心臓を両手に持って...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...それをいいかげんなほんの一面的なやぶにらみの注解をつけて片付けてしまうのではせっかくのおとぎ話も全く台無しになってしまう...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...あまり感心したために機械油でぬらぬらする階段ですべってころんで白い夏服を台無しにしたことであった...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...可憐(かれん)な子供たちを台無しにしている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「台無しだ...
直木三十五 「南国太平記」
...せっかくの生娘(きむすめ)が台無しだ」「わたしはまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかくの判じ物が台無しだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おまけに服も帽子も台無しだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そうなっては神聖なお役所も台無しで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...てっきりその腹いせに彼の面相を台無しにしてくれようものと...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...動物的活力を発散させて繊細なる幻影の織物を修復不能なほど台無しにしてしまう人物というのはいるものであり...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...もてなしを台無しにした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...経歴も台無しになるだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...その時から今までの事をすべて台無しに叩きこわしたのが原子爆弾で...
三好十郎 「冒した者」
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