...……その一枚とさえいう処を、台ばかり...
泉鏡花 「薄紅梅」
...門前には四十台ばかりの荷車に...
伊藤左千夫 「去年」
...台ばかりになっていた...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...エレベーターが十台ばかり並んで...
海野十三 「海底都市」
...三百台ばかりが飛んでいたが敵の大空軍に較べて...
海野十三 「空襲葬送曲」
...宝石がなくて台ばかりの金色の指環や...
海野十三 「少年探偵長」
...十台ばかり列を組んでユラユラと動きだしているのだった...
海野十三 「地中魔」
...六十台ばかり持って...
徳田秋声 「足迹」
...五台ばかりも鏡台が並べてある...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...笠を飛ばされて台ばかり紐で結えた面構え...
中里介山 「大菩薩峠」
...百台ばかりの新しいトラクターが並んでいた...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...松の上にある時計台ばかりであった...
夏目漱石 「三四郎」
...左様(さう)一図に舞台ばかりに気を取(と)られてゐる訳(わけ)にも行(い)かなかつた...
夏目漱石 「それから」
...大型の貸切バスが十台ばかりパークしていて...
久生十蘭 「肌色の月」
...三台ばかりのコンクリート・ミキサアが夜風に湿めり...
久生十蘭 「魔都」
...もう二台ばかりあがりましたから……どうぞ」金庫を背にした正面の机の前から...
「一本の花」
...待合室の表に人力車が二台ばかり着いて人が降りるらしい物音や人声...
三好十郎 「おスミの持参金」
...タッタ今上って行った十台ばかりの炭車(トロッコ)の真中あたりの新しい空函(あきばこ)の中に...
夢野久作 「斜坑」
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