...航海に大いに役立つことも可能である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...日本のごとき水陸分布によって始めて可能であること...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...処が合理的(純粋)心理学はカントが説く処に従えば不可能である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...判ったと思うことは不可能であるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...何となればそのためには同一の条件の下に同一ならざる結果が起こるということを証明せねばならぬのであるが恰も吾々は条件を厳密に残りなく見渡すことはすでに述べた如く不可能であるから...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...一定の組織へと動員することも可能である...
豊島与志雄 「波多野邸」
...その範囲に於て可能である...
中原中也 「地上組織」
...不可能なるものが如何に不可能であるかを知つたのだ...
中原中也 「我が生活」
...「月世界旅行は実行の域にはいっている」とか「宇宙旅行は可能である」とかいう風な記事は...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...文学作品の大衆性といふ問題を十分に理解することは不可能であると考へるに至つた...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...かかる事はその達成が全く不可能であるかも知れない...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...――若しさうでないならば相互の間の實踐的交渉は不可能であるであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そしてこの必然性と客觀性との認識はそのものを存在の必然的なる假象、存在の必然的なる現象形態となして來たところの媒介の諸範疇が示されるとき、それ故に直接的なるものが單に結果としてその直接性に於て把握されるばかりでなく、また同時に過程の一契機としてその煤介性に於て把握されるとき、可能である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...誰人の所業か推測さへも不可能である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...評価が可能であるだけの確乎とした生活態度が互の生活に向っても一貫されているということこそ...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...よそへつつ見るに心も慰まで露けさまさる撫子の花花を子のように思って愛することはついに不可能であることを知りました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鼻の表現の研究宣伝は不可能である...
夢野久作 「鼻の表現」
...と考えることは不可能である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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