例文・使い方一覧でみる「可笑しさ」の意味

...しかも太い腹だけは可笑しさうに絶えず浪立たせてゐました... しかも太い腹だけは可笑しさうに絶えず浪立たせてゐましたの読み方
芥川龍之介「河童」

...お吉は可笑しさに些（ちよつ）と横向いて笑つたが... お吉は可笑しさに些と横向いて笑つたがの読み方
石川啄木「天鵞絨」

...あれは犬がくわえて行ったあの靴だ）すると奇妙な可笑しさが波をうって...
梅崎春生「黄色い日日」

...また一頻（しき）り可笑しさうに笑ひ崩れた... また一頻り可笑しさうに笑ひ崩れたの読み方
薄田泣菫「茶話」

...みんな可笑しさと悲しさとのごつちやになつたやうな表情をして... みんな可笑しさと悲しさとのごつちやになつたやうな表情をしての読み方
薄田泣菫「茶話」

...千変萬化する可笑しさと云ったらありません... 千変萬化する可笑しさと云ったらありませんの読み方
谷崎潤一郎「幇間」

...可笑しさを思い出したのであった... 可笑しさを思い出したのであったの読み方
直木三十五「南国太平記」

...さも可笑しさうに声まで出して大きく笑つた... さも可笑しさうに声まで出して大きく笑つたの読み方
永井荷風「男ごゝろ」

...私は何かしら可笑しさがこみ上げて來るのを禁じ得なかつた... 私は何かしら可笑しさがこみ上げて來るのを禁じ得なかつたの読み方
中島敦「環礁」

...腹うち抱へられて可笑しさ限りなかりき... 腹うち抱へられて可笑しさ限りなかりきの読み方
長塚節「長塚節歌集　中」

...私は可笑しさに轉がりながら... 私は可笑しさに轉がりながらの読み方
萩原朔太郎「宿命」

...二人はさもさも可笑しさうに声を合せてゲラゲラと笑つた... 二人はさもさも可笑しさうに声を合せてゲラゲラと笑つたの読み方
牧野信一「秋晴れの日」

...さも／＼可笑しさうにゲラ／＼笑つてゐたかと思ふと... さも／＼可笑しさうにゲラ／＼笑つてゐたかと思ふとの読み方
牧野信一「小川の流れ」

...豪勢振つて――）周子はそんなに思ふと気持の悪い可笑しさと... 豪勢振つて――）周子はそんなに思ふと気持の悪い可笑しさとの読み方
牧野信一「蝉」

...どんなに家中の者の手までを病はしたか！　などと云ふことを可笑しさを含めて話した...
牧野信一「毒気」

...変テコに可笑しい……頭の毛が一本毎（ごと）にザワザワとふるえ出すほどの可笑しさであった... 変テコに可笑しい……頭の毛が一本毎にザワザワとふるえ出すほどの可笑しさであったの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...笑い切れない可笑しさであった... 笑い切れない可笑しさであったの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...可笑しさ――この淋しさ... 可笑しさ――この淋しさの読み方
夢野久作「鼻の表現」

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萩大名手筒与望

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