...』兼家の顏のわるくむづかしげになつて來るのを可笑しげに見やつてゐたと思ふと...
田山花袋 「道綱の母」
...蝋の臭気(にほひ)を吸ひ込める麺麭の匂ひの如くにも、なんとはや、打たれた犬と気の弱い貧乏人等が、旦那たり我君様たる神様に、可笑しげな、なんとも頑固な祈祷(おいのり)を捧げるのではございます...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...この眼で凋びた顔をして可笑しげな帽子をのせているブルジョア裁判官と...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
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